概要
そのどの言葉にも当てはまらないのがこちらの二人である。
彼女と彼は、実に奇妙な理由で二人、一大文明を築くことになるのだが、これはその記録である。
『信仰』『車輪』『貨幣』『騎馬隊』『火薬』『飛行機』そして『核』
世界の歴史を塗り替えてきたこれらは、この大陸ではどう発見され、作られてきたのか。
これは、一つの国家の誕生と成長を追った記録である。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!想像してごらん、世界を創造するってことを
光とフェルトのカップルは、結婚式からいきなり謎の世界へ行ってしまう。二人は記憶を失い、火山の噴火する世界で生きていくことに。
どこからともなく増える人間たちと協力し、狩りをしたり家を作ったり……やがて彼らは高度な文明を築くこととなる。
だが、チート能力で楽々いい生活ができるようなものではない。
あちらを立てればこちらが立たず、争いになったり格差が生まれたり。理想の世界を創ろうとして、できていくものとは……?
果たして世界は、そして光とフェルトは、どうなってしまうのか。
ぜひ『二〇二〇年、地球に『転移』してきた新大陸を、親父の遺骨と位牌を持って旅することになった僕の話。』と一緒にお楽しみ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!超圧縮の仮想歴史シミュレーション
未知なる大陸で文明を築き、発展させていく物語。
それは人類の歴史をなぞるようでもありますが、石器時代から現代までをたったの1年でたどるので、壮大なシミュレーションを鑑賞しているようでもあります。
本作は互いに送り合うメッセージを読んでいく形式で話が進みます。
メッセージを送る相手は妻や各地域の人たち。大陸が発展するにつれ、相手の種類はどんどん増えていきます。
そのメッセージはグループLINE、あるいは警察無線のイメージで、全員が聞ける仕様だから、読んでいるだけでも自分も参加している気分を味わえて楽しいです。
本作は同時連載されていた『二〇二〇年、地球に『転移』してきた新大陸を、親父の遺…続きを読む - ★★★ Excellent!!!とある夫婦と共に紐解かれる、壮大なる文明の発展史
『文明』や『歴史』というものがどんどん紐解かれていくという、強烈な知的興奮を味わえました。
本作は主人公の光とフェルトが結婚することから始まります。二人はとある土地に行き、どんどん文明を開拓していくことに。
フェルトはかなりのアグレッシブな性格で、敵対する国家をどんどん攻略(というか侵略)するような、まさに「蛮族」ば行動力に満ちています。そうしてどんどん軍事的にも版図を広げることになるのですが、その際に「急速に」、そして「合理的に」彼らは手持ちのカードを増やしていくことになります。
戦争を有利に進めるために必要なもの。国家を運営していくために必要なもの。
人類がこれまでに「統治…続きを読む - ★★★ Excellent!!!正反対なアダムとイブ
まるで不釣り合いな二人が結婚式を挙げ、新婚旅行に降り立った地は未開の大地だった。それまでの知識を忘れて、心での会話を頼りに夫婦は生きる術を探す。
引きこもりの夫は洞窟に留まり、屈強な花嫁は開拓の旅に出る。条件によって人口や文明が発展する不思議な法則性を持った世界で、正反対なアダムとイブは自分のやり方で豊かな生活を模索していく。
これはシミュレーション・ストラテジーである。指示を出し、段階的に文明を発達させていく。時には敵対勢力と戦いながら、自らの生活を豊かにしていくのだ。
ただし指示を出すのは引きこもりの夫であり、その嫁は好戦的である。謎めいた川の神の啓示を受け、増えていく民の要望に苦慮しな…続きを読む - ★★★ Excellent!!!これは文明を築くまでの「新婚さんいらっしゃーい!」
新婚夫婦ってなんだか初々しいですよね?
見ていて「初々しい」というか、本人達も何をするにしても「初々しい」気分になれるというか……。
これまで当たり前にしていたことも、二人でするとなんだか新鮮……それが新婚……
そのはずなのですが、こちらの新婚さんは開始からして規格外。
記憶もない。文化もない。ないないばっかでキリがない。
それなのに二人して何も無い所から互いに行動を開始、仲間を増やして文化を築いていくのです。
でも、それだけ聞くと単なる「異世界でのお話かい?」と思うでしょ。
彼らがいる世界は、どうやら一癖も二癖もありそう。
目的は?
真の意味は?
蛮族とは?
様々な要素が複雑に…続きを読む