概要
クソ、殺す。
······カントリーロード♪
テレビでは、見たことないジブリアニメが流れていた。
おでん屋のカウンター。
黒塗り、厚手のビアタンブラーをあおった。
テレビでは、見たことないジブリアニメが流れていた。
おでん屋のカウンター。
黒塗り、厚手のビアタンブラーをあおった。
応援ありがとうございます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!イモタンみたいに、割り切れたなら……。
深夜の金沢おでん屋で、泥酔したOLが車麩をつつきながら、職場の先輩への怒りをひたすら煮込む。
車麩に出汁がしみるように、怒りも、酔いも、少しずつ彼女の中にしみていく。
その夜、彼女が飲むのは黒霧島の炭酸割り――通称、イモタン。
そんなシチュエーションで、物騒な言葉も飛び出すのに、なぜか笑えてしまう。
荒れているのに、どこか可愛げがある。
そのバランスがとても面白かったです。
作者様が「ジャンルは、純文学。コレが純文学か?」とおっしゃっていましたが(近況ノートにて)、きれいに整えられない人間の怒りや欲やみっともなさを、表現されているところに純文学的な手触りを感じました。
居酒屋のカウンタ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!サツイと車麩の間に
宮本 賢治……おそろしい男である。
金沢おでんとその夜の金曜ロードショー、あと多分実体験のなんやかんやを巧みに組み合わせて、純文学を生み出した。
いや、純文学か……そこに疑問を抱いてしまっては脳の中にアッツアツのおでんの出汁が投入される。
元来、文学は人間の内面をなぞり形を確かめるものだ。
ある人は「これは怒りの物語だ」、ある人は「喪失を描いている」、そしてある人は「愛の形だ」と。
今作は「人を愛する事に理由などない」と訴えかけている。
いや、そんな事は宮本氏にはないかも知れないが。
ポンと投げられたボールを避けるのも弾くのも自由だ。
愛、それは受け止めるもの。
完全に余談ではあ…続きを読む