概要
その約束は、来年には届かない。
春になると、僕は同じ場所へ向かう。
約束をした覚えはない。それでも、そこに行けば彼女に会えると知っている。
同じ場所で、同じように笑う彼女。
けれど、その輪郭は少しずつ曖昧になっていく。
消えていくものと、残り続けるもの。
その境界で交わされる、ひとつの言葉。
——「また来年」
来ない未来を知りながら、それでも交わされた約束の話。
約束をした覚えはない。それでも、そこに行けば彼女に会えると知っている。
同じ場所で、同じように笑う彼女。
けれど、その輪郭は少しずつ曖昧になっていく。
消えていくものと、残り続けるもの。
その境界で交わされる、ひとつの言葉。
——「また来年」
来ない未来を知りながら、それでも交わされた約束の話。