概要
その日俺は、唐揚げ弁当に放尿した。
人間社会には、ブラックホールのようなものが存在する。俺たちはその周りをぐるぐると回っていて、動けば動くほど、ブラックホールから遠ざかっていく。遠ざかれば当然引力の影響は少なくなって、多少動くのをやめたところで大した影響はない。だけど、そもそも最初から動く気がない奴や、動きに対して休む量が多い奴、こんな人間は得てしてブラックホールに飲み込まれ、沈み、その中心で生きていくことになるんだ。そして厄介なことに、その中で暮らす人間は自分がそんな場所にいることを自覚していない。
そして俺は、その淀みの中心にいてそれをようやく自覚して、だけどどうすることもできないと人生を悲観し、どこで間違ったのかを六畳の汚らしいアパートで考えることしかできない。
そして俺は、その淀みの中心にいてそれをようやく自覚して、だけどどうすることもできないと人生を悲観し、どこで間違ったのかを六畳の汚らしいアパートで考えることしかできない。
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