概要
桜舞う春の穏やかな日。老人はアルバムを見ると思い出にふける。
穏やかな春の日。庭にある大きな桜の木が鮮やかな春色を飾り、その家の主人である老人は縁側でお茶をすすりながらアルバムを見る。
孫の写真や懐かしの白黒写真に写る思い出。そして最愛の妻の姿。
これはある老人の春の昼下がりのお話しです。なんて事のないお話しですが、ゆっくりのんびりと楽しんでいただければ嬉しいです。
孫の写真や懐かしの白黒写真に写る思い出。そして最愛の妻の姿。
これはある老人の春の昼下がりのお話しです。なんて事のないお話しですが、ゆっくりのんびりと楽しんでいただければ嬉しいです。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!老いてなお、君を後ろに乗せて走りたい
終活の話をしているはずなのに、
最後は
「久しぶりに――に乗せて下さいよ」
「人生はこれからだ」
と、きちんと未来へ向かって終わるところが若い読者や我々中年読者にも刺さる流れとなっているのが印象的でした。
回想に浸るだけの話ではなく、思い出を抱えたまま今を生きて、これからもまだ楽しもうとする夫婦の姿がとてもいじらしいです。
アルバムの中の若い頃の真美子さんもすてきですが、
それ以上に「今のお前が一番かわいいんじゃないか」と言い合える今の二人の空気が好みです。
長く連れ添ったからこそのやわらかい会話や、少し笑ってしまう終活の進まなさも含めて、この夫婦の関係が自然に伝わってきました。
満…続きを読む