短編ですが、モキュメンタリー形式として現実感を感じられ、じわじわと恐怖が伝わってくる怪談でした。日記形式で淡々と進むのに、鏡に映る自分の動きが遅れる描写から一気に不気味度が上がります。主人公の合理的な視点が崩れていく過程がリアルです。「■■さま」のルールとタタリの設定もよく練られていて、怪談のリアリティを高めています。創作怪談として、とても完成度が高いです。おすすめします。
もっと見る