概要
彼女は英雄になり、英雄は彼女に還った。
月幻国第二王女エストは、十七歳の誕生日に空から降る黒い粉「灰燼」を見た。それは王族のみが持つ幻刃(ファントムレイザー)の目覚めだった。
国を支える「魔黒石」は幻心機関の動力源として、灯りを照らし、機械を動かしていた。エストは「灰燼」はその副産物と知る。
母殺しの罪で幽閉された長姉アルトから、死んだはずの末妹セレネが「灰色街」に生きていると告げられる。
エストは、アルトの友人エリオンによって「クレオス」という青年に変えられ、王族の立ち入れない灰色街へと送り込まれる。
記憶を失ったクレオスは、過酷な魔黒石採掘労働者として生きていたが、スリの少女リルを助けたことで行動を共にするようになる。
リルこそが、探すべきセレネだった。
眠り病に蝕まれる灰色街の真相を追う中で、クレオスは自分が「灰燼で
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