概要
呪いは終わらない。ただ、形を変えるだけだ。
民俗学を学ぶ大学院生・紙魚沢透が見たのは、口を裂かれた男の夢だった。
翌朝、現実で同じ死体が発見される。
これは偶然か、それとも――。
「待つ」ことをテーマに描く、全十二篇の怪異譚。
翌朝、現実で同じ死体が発見される。
これは偶然か、それとも――。
「待つ」ことをテーマに描く、全十二篇の怪異譚。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!誰もが知っているであろう都市伝説を扱った感動の物語
都市伝説を扱った作品といえば、「ダンダダン」が思い浮かびますが、このお話は「都市伝説」を、切なく、温かい物語に仕上げています。
そして空気感と感情の積み重ねがとても丁寧で、派手な展開があるわけではないのに、読み進めるほど「続きを読まずにはいられない」引力があります。
特に印象的なのは、登場人物の内面描写の巧みさです。
感情を大げさな言葉で説明するのではなく、行動や会話、沈黙の“間”で語らせる描写が多く、読者が自然と心情を汲み取れる構成になっています。そのため、読み手が物語に能動的に入り込める感覚があり、読後の余韻も強く残ります。
文章は読みやすく、テンポも安定しているため、また記憶に…続きを読む