はじかき(あとがき)
このたびは『君がいた夏の、その続き』を読んでいただき、誠にありがとうございました。
普段あんまり自分の作品については語らない……というか、語りたくないタチなのですが、今回は自分でも勢いに任せ過ぎたものをあげてしまったので、ちょっと言い訳をさせていただこうと思います。
あっ、ネタバレ含むと思いますのでご了承ください。
〇今回のコンセプト……というか、やりたかった事
深夜。仕事につまって云云かんぬんと頭を悩ませている時。現実逃避に忙しい頭が突如思いついたのが――
『どうすれば読者を殺せるだろう?』
という発想。
……そもそもが酷い。たぶんストレスで攻撃的になっているのです(ガルルル)。
もちろん物理的なわけはなく、ホラーの被害者的立場を演出したいというもの。結果生まれたのが「おまえ/あなた」と呼ばれるキャラ。このキャラに対する没入感を強め、最後にさっくり殴られてくれれば、よろしく殺せるのではないか、とね? 結果はちょっと浅はかでした。
後から考えると、もっと仕込みも仕掛けもできたんじゃないかと?
特に、読者を巻き込むメタフィクション化するのであれば、セリフだってもっとメタメタしていて良かったはず。
「そんなに急いでページをめくっても逃げられないわよ」
とか、
「あぁ、ブラウザを閉じないで逃げられちゃう!」
なんて慌てふためく紗月さんを描いたりとかね。後者はホラーじゃなくなっちゃうけど。
〇でかい言い訳
そして、最もしたかった大きな言い訳。
このお話、たぶんパクりです(ぉぃ)。
昔のギャルゲーにこういう話があるらしいのですよ。
何で確定じゃなかというと、私も未プレイなんですよね。それどころか友人から話を聞いただけで、タイトルも何もわからない(多分聞いたけど覚えていない)。ただ「バグと演出が凄いゲーム」としかわからないのです。
しかも昔過ぎてうろ覚えだし……
でも、余程印象に残っていたのでしょうね。今回の「読者殺し」のシチュエーションにピタッと当てはまって、モチーフにしてしまったわけです。
どのくらいのパクりになっているのかもサッパリわからないのですが、とりあえず正直に告知しておこうと思います。
ちなみに、「このゲームじゃない?」情報がありましたら、ぜひコメント欄に!
〇物語の時系列
ストーリーの時系列は、番号通り1→2→3→4になります。
『1→2→ループ→3→4→ループ→不明』みたいな感じ。
でも、読むうえでは先に3を読んでたっぷりと違和感を抱いてもらった方がと思い、公開は1→3→2→4になっております。
これもちょっと浅はかでしたねー。
応援を押下してくださった方の中には、公開の順番を間違えたのかな? と思ってくださったのか、数字順に読んでくださった方もおられるご様子。お手数おかけしました。
これも話の番号ではなく、物語内に時系列がわかる数字を入れたりすれば良かったです。
〇それでも……
それでも読んでくださる方。感想をくださる方。評価してくださる方がおられるのは、本当に感謝の限りです。
私としても書いた以上作品そのものに愛着もあり、書いたことに後悔はありません。あるとすれば……
深夜のテンションで書いて、ろくに推敲せずに公開しちゃったことのみ!
昔からやっちゃいけないと何度も思っているのに、何で繰り返すかなあ……
皆様、ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
君がいた夏の、その続き Ash @AshTapir
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます