概要
――ある日、落ちぶれたおっさん治癒術士がダンジョンで見たのは、黒髪美少女がスライムの死骸にかぶりつく姿でした。
「……ス、スライムの生食は寄生虫感染のリスクが高いぞ」
「どうでもいい。そんなの私には効かない」
「身体の中にうねうねと線虫が住むことになるんだぞ?いいのか?お前がせっかく食べた大事な食べ物を線虫と分け合うことになるんだぞ?」
「え、きも。それは困る」
余計なお節介から、二人の物語は始まった――。
【元S級】落ちぶれたおっさんヒーラー料理人×【味覚障害】最強S級少女×ダンジョン×グルメ×ファンタジー
◇◇◇
かつて、S級パーティ『神戟』の司令塔として「神癒」と讃えられた英雄、リューズ。
しかし、仲間全員をダンジョンの深奥で見捨て、ただ一人
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- ★★★ Excellent!!!「おいしい」の一言が何より心の治癒
笑い話にしなくてはやっていけない過去がある。歳を取れば子どもみたいに喚くことも許されず、ぐっと堪えなくてはならないこともたくさんある。
そうした日々を過ごすと、次第に、美味しいご飯を食べても心が満たされなくなっていく。小さな幸せを噛み締められなくなっていく。
ただ彼は出会った。黒猫みたいに気ままな少女に。
ただ彼は与えた。作ったご飯を。
彼女は言葉を返した。彼は微笑んだ。
ありきたりなセリフ。だがそれは彼にとって、
魔法よりも癒やす魔法の言葉。
人によっては何てこともない、食事を囲むひと時。だけどそれは彼が願っても得難かったもの。
作ったものに、感想がもらえる。笑っても…続きを読む - ★★★ Excellent!!!『三色おやつ付き』←パーティー名です。コメディだけど暖かくて涙あり🍀
かつての出来事から世間に蔑まれていた主人公リューズが、ダンジョンでスライムを生食しようとする美少女に出くわして、思わず世話を焼いてしまうところから2人の話は始まります。
世間に疎いヒロインは、反応が薄いもののリューズに偏見がなくて、とてもいいし、リューズの作るものだけ味覚が反応するから雛鳥のように懐いちゃうのがめちゃくちゃ可愛いです。
リューズのみならず、ヒロインもワケアリの生い立ちのようで、2人が関わり合いながら心を癒やしていく様があたたかくてエモいです。
ちょっと涙もろいリューズも良いです。
飯テロものでもあります。
何よりテンポよくて、ところどころ笑っちゃうのがいいです。ヒロイ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!食を通じて結成された前代未聞の冒険者パーティー
かつては華々しいS級ランクの冒険者だったが、仲間を見殺しにして生還したことで「生き恥」と罵られるようになってしまった、37歳、Fランクの主人公。
そんな彼は、とある日、ダンジョンに潜っていたら孤高のS級ランク冒険者にして美少女の、シルヴァリアと出会います。
彼女は味覚がなく、モンスターや無機物も平気で食べてしまう悪食でしたが、主人公の手から渡された食べ物だけに味を感じる。
そこから、なんとも凸凹な2人のパーティーが生まれます!
主人公の料理を美味しそうに食べるシルヴァリアの愛らしさもそうですが、個人的には主人公が彼女との交流を通じて、徐々に冒険者としての心を、生きていく活力を取り戻してゆく…続きを読む - ★★★ Excellent!!!落ちぶれた元S級ヒーラーはS級公爵令嬢を餌付けする
主人公リューズは元S級パーティー神戟のヒーラー。
しかし、ダンジョンでパーティーが全滅し、一人だけ生き残ったことでメンバーを見捨てたと蔑まれ、ランクもF級に落ちていた。
そんな彼が出会ったのは、ソロで戦うS級冒険者にして公爵令嬢シーラ。
しかし彼女は魔物を生のまま食べるなど悪食少女でもあった。そんな彼女に料理を振る舞うリューズ。その美味さにシーラは感激するのだった。
実はシーラは味覚がおかしく、何を食べても味がわからない。唯一、リューズが手を加えた料理だけ味がわかるのだった。
そしてシーラとリューズはパーティーを組む。その名も「三食おやつ付き」。このふざけた名前こそがこのパーティーの名は体を…続きを読む