タイトル通り、可愛らしい作品です。しかし、熟読してみると、その優しい可愛らしさの中に、鋭いトゲがときどき光って、ドキッとさせられるのです。特に発想力が優れていて、1首1首意外な結末を楽しめるので、読み飽きませんし、恋愛の叙情性の豊かさも魅力の一つでしょう。ラブリーつまり可愛らしさの薫り立つ短歌集。推し短歌1首。イマジナリー 海の臓器はターコイズみたいに丸く海より丸い
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