僕は果てしなく流浪する

僕は王宮剣術指南役の弟子、木剣の試合では素人の子供にも負ける、真剣を持つと人格が変わり師匠にも勝つ、僕は知らないけどそうらしい。

木剣では最弱の僕は、自堕落で我が儘な王子の剣術遊びの相手にされて居た。
ある日我が儘王子に真剣を持たされ、王子に大ケガを与えてしまい、もっとも真剣で無く模造剣だったので、大怪我で済んだ。
師匠の計らいで王宮を逃げ出したが。
逃走中伝わって来たのは何か変だ！　鈍い僕にも師匠や国王に謀られた事は理解出来たが、バカ王子の相手をしなくて、遊んで暮らせる今の身分は得難い物が有る。
宰相様の計らいで、意外なお墨付きも頂き絶好調です。