君たちの苦しみ、解放、疾走。その全てがきっと眩しいほどの青春
- ★★★ Excellent!!!
最初から最後まで、徹頭徹尾が青春でした。
鈍色で重く、苦しく、靄がかかったようなコロナ禍の大学生活。暗い青。
それが喧嘩別れした友人との再会によって熱く弾け、激しい痛みを伴い、途轍もなく眩しい青春へと成ったのがわかりました。
君が苦しみ、怒り、絶望に砕け、それでも走り出したその瞬間。
それは青春に相違ない刹那。
きっと、一生忘れられない刹那となったでしょう。
あと最高に痺れる関西弁の青年が登場します。性癖に刺さって抜けなくなりました。GG。
彼らの走り出した熱い青春、とても鮮やかで眩しく、美しかったです。
素晴らしい物語を誠にありがとうございます。