D095 ダンジョンこわい
武藤勇城
前口上
え~、十人十色などと申します。人それぞれ、あれが好き、それは嫌い、これは楽しい、どれがつまらないと、全く異なるものでございます。私などは趣味でダンスを嗜んでおりまして、見るのも踊るのも、教えた子が上達していく様子を眺めるのも好きです。何なら振り付けを考えるだけで時間を忘れ、気が付けば今日が明後日になっているのでございます。私、某ニコニコには大変お世話になっておりまして、個人チャンネルもございます。私と同世代の方ならご存知でしょう、『男女』と申します、それはキャッチーで楽しいダンス動画がございます。だん、じょ、だんだんじょ、だんじょ、ふぅふぅっ。とまあ、よく真似して踊ったものです。
今回は『男女』、ではなく『ダンジョン』。え~、これも私の大好物で、
え~、落語にはお決まりというものがございます。まず登場するのは、庄屋さん、ご隠居さんといった、少しお偉い立場の人間です。概して豊富な知識と経験を有する常識人で、生活にも余裕がございます。それから八っつあん、熊さんといった下の立場の人間も重要です。貧乏で頭の方は弱いのですが、悪知恵が働くわけでございます。テーマとなるダンジョンに、ご隠居と熊さん。これだけ揃えば、もう落語は完成したも同然でございます。
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