概要
贄姫は凛と咲く「宵闇に 竜の徒花 朔く月夜 願い届かぬ 満ちる恋待ち」
大正×和風ファンタジー×契約結婚
維新戦争が終結し、帝が統治する時代。
軍部のトップにとある女性が存在した。
彼女は十二の年に、軍事の最高指揮官となる。
それは、穢れを受けられぬ祭祀王の代わりに汚れ仕事を引き受けるためだった。
逆祝詞(さかさのりと)に絡めとられる贄姫に、真の幸せは訪れるのだろうか。
繋がっていないようで繋がっている恋愛三部作 第三部です。
ちなみに、翡翠姫の翡乃は葉月のひいおばあちゃん、朔弥はアナとアミールの孫で、紗良(本名:サラメア)は琉央の母親です。月森家の先祖?も出て来ます。五蘊の黒竜は成長したアズダールです。
第一部:シェブ・ホルシード−夜の太陽−〜顔出しNGの吟遊詩人は『あいのうた』を奏でる〜
維新戦争が終結し、帝が統治する時代。
軍部のトップにとある女性が存在した。
彼女は十二の年に、軍事の最高指揮官となる。
それは、穢れを受けられぬ祭祀王の代わりに汚れ仕事を引き受けるためだった。
逆祝詞(さかさのりと)に絡めとられる贄姫に、真の幸せは訪れるのだろうか。
繋がっていないようで繋がっている恋愛三部作 第三部です。
ちなみに、翡翠姫の翡乃は葉月のひいおばあちゃん、朔弥はアナとアミールの孫で、紗良(本名:サラメア)は琉央の母親です。月森家の先祖?も出て来ます。五蘊の黒竜は成長したアズダールです。
第一部:シェブ・ホルシード−夜の太陽−〜顔出しNGの吟遊詩人は『あいのうた』を奏でる〜
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!宿命とロマンが交錯する、大正和風ファンタジー
大正時代を舞台に、宿命を背負った“翡翠姫”と、五蘊の黒竜を継ぐ青年との契約結婚から始まる物語。
政治・神話・契約が絡み合い、重厚さの中に凛としたロマンが漂います。
硬質な“儀礼・政治”と、甘い“関係性”の場面転換が見事で、読み心地はしっとり、それでいて熱い。
言葉の選び方や所作の描写も端正で、世界の温度や匂いまで伝わってきます。
「契約」と「祈り」を核に、神話的モチーフが丁寧に編まれていく設計は読み進めるほどクセになるのです。
そして――
本作は「恋愛三部作」の第三部。
過去作を知っているとニヤリとする仕掛けが散りばめられていて、思わず「ここで繋がるのか!」と胸が熱くなります。
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