水に、声に、溺れる

 Aが魅了されたのは、ソプラノ歌手のc。
 果たして、Aが惹かれたのはc という存在なのか、その歌声なのか。Aにとってのcとは、そして、cにとってAいう存在はどんな意味があるのか。
 恐怖を伴いながらも、とても美しい恋愛譚です。相反するような感情ですが、決して互いを損ないません。

 この話には音楽があります。
 そして、言葉が味覚を擽ります。

 あなたの体感が、この物語を楽しませてくれる筈です。

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河童

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