Continue?
北谷雪
Continue?
シリアルを占いのように振りこぼしレーズン多めの今日をはじめる
向日葵は怒るときにも笑顔だろう慄きながら出る生花店
ふたまわり大きい犬と吠えあったのちにエノコログサに泣きつく
なにもかも大事にするのは諦めて花器の安らかなからっぽ 酷暑
けっきょくは言えず終いの反論へレフリーのごと睡魔は来たり
切り札のような感情砂浜の西瓜は触れられるまで爆ぜない
飲みさしのレッドブルを手に同僚は仄かな野心の香りを纏う
コンティニュー押せばたちまち決めポーズ 満身創痍の勇者を愛す
「また明日」って唱えて眠るすこしだけ飽きた「いつもの」頼む感じで
闘いに向かない深爪でもきっとファイティングポーズは一生うまい
Continue? 北谷雪 @kitayayuki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます