炎天下の労働歌

こんなにも積み上げられた建材が誰かを包むその日を目指す

このほかにも「働く」「作業着」が出てくるので、
おそらく作者は建設関係の仕事をなさっているのでしょう。
こういう肉体労働の短歌は、
最近はあまり作られなくなっているので、
貴重な連作だと思いました。

また、恋の歌もちりばめられているので、
全体的にバランスの良い作品に仕上がっているのです。

オノマトペも印象的な力強い短歌集。