花天月地【第６０話　闇が来る】

＜あらすじ＞
混乱の広がる涼州。敵の姿はまだ見えない。
郭嘉は初対面であるはずの黄巖の顔に見覚えがあることが気に掛かっていた。
一方徐庶は襲撃された村で見た、遺体に残された剣傷に、過去を思い出す。

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＜呉＞

【陸伯言】（陸遜）
本作の主人公。陸家の若き当主。周瑜の許で軍術を学び、軍師を志す。聡明さと優れた剣術を使う武官でもある。

【甘興覇】（甘寧）
元水賊の武将。戦場では羽と鈴で身を飾り一騎当千の働きをすることから【鈴の甘寧】の異名を取る。

【周公瑾】（周瑜）
名高い呉の軍師。【赤壁の戦い】では総指揮を執り、連環の計と火計を用いて大勝利を収めた。

【孫伯符】（孫策）
孫権の兄。周瑜とは義兄弟の間柄。武勇に非常に優れ、江東を瞬く間に平定し【小覇…続きを読む