血湧き、滾る

人々から軽んじられ、駆逐の対象であったオーク。突撃するしか脳の無かった彼らに、知識がもたらされた。

知恵は即ち力。知略を尽くす攻防戦は、手に汗握る臨場感。主人公バルドの覚醒と共に、オークは人へ並び立つ。まだまだ序盤を読んだばかりだが、カタルシスが半端でない。オークの雄叫びに、こっちまで昂ってしまう。

互いの信念をかけた闘い。ただただ熱い、熱過ぎる。人間サイドもきっちり描かれており、オークばかりに肩入れも出来ないと来たもんだ。そりゃ面白い訳だよ。

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