概要
2025年10月4日 2万PV突破感謝!
前線支援作戦のため、輸送機で空中投下地点に向かう1機の装甲多脚戦車“スタッガー881”。
しかし目標地点に到着する直前、輸送機に突如異常が発生し、やむを得ず緊急投下を敢行する。
降下地点から離れた上空より落下する多脚戦車入りコンテナ。
その時、搭載された移植電脳が謎の救難信号を捉えた。
「私と私の世界を助けて!もうこれが私に残された最後の力なの!お願いだから私と来て!」
有無を言わさずスタッガー881は謎の歪みに飲み込まれる。
戦闘兵器である装甲多脚戦車が武装と補給物資を満載したまま、女神が管轄する剣と魔法の異世界の大地に投下された。
「この世界のシステムが壊れる前に、私と一緒に世界の裂け目を守る“ゲートキ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!異色だと、敬遠するなかれ
戦車×女神のバディ物...? なんじゃそれは。
本作を目にした読者は、真っ先にそう思う事でしょう。
「ミリタリー系? なんかちょっと重そう...」と立ち去ろうとするアナタ!
ちょっと待って下さいな!
先ずは一章...いや、主人公スタッガーが異世界に降り立つ三話まででも構いません。
是非足を運んでみて下さいな。
剣と鎧、魔法飛び交う「ザ・ファンタジー」の世界に、ゴリッゴリのSF兵器が突如飛来する。
本来交わるはずのない二つの世界が密接に絡み合う、唯一無二の作品です。
ドラゴン相手に真正面から取っ組み合う、迫力の戦闘シーン。
多脚戦車だからこそ成せる、強引なまでの近接戦。
幻想生物を戦車の装…続きを読む - ★★★ Excellent!!!その旅路、規格外につき
三日かけてようやく追いつきました。
「ラストクルセイド」に引き続き、圧倒的「鉄」の匂いと、圧倒的超科学兵器の武骨なロマンを、圧倒的描写力で容赦なく異世界に叩き込む、何もかもが「圧倒的」な黒堅ケトル先生の最新作、やはり読み応えの方も「圧倒的」です。
前作でもそうでしたが、この作者様は「意志持つ武骨な兵器」が好きすぎますね?
男の子のロマン全部詰め込んだようなものだから仕方ないか。
本作の良きところは、この世界基準で当てはめても圧倒的オーバースペックの兵器である主人公が、たった一つ、「魔法」という概念に対して無知であるという点でだけで、自身の存在を「弱い」と断じている点です。
だからこその攻防…続きを読む - ★★★ Excellent!!!面白さは多脚戦車だけじゃない
この小説には、精密な描写で書かれる戦闘シーンはもちろん、軍人らしさと人間味を共に持つ主人公、感情表現が豊かで「「でもそれだけの飾りじゃない」」女神様、など魅力的なキャラクター同士の掛け合いが含まれます。
そのためロボットものに興味がある方はもちろん、そうでない方にもおススメできます。白はガンダム緑はザクと思っている私が読んでも面白いので間違いないでしょう。
このレビューは「第1章 異世界△エンゲージ」までを読み終えてのものですが、彼らがこの世界でどのような足掻く者になっていくのか楽しみです。
それでは、一先ずレビューはここまでにして、私は17話に進もうと思います。 - ★★★ Excellent!!!異世界に落ちたのは、ヤシガニ戦車だった。
異世界転移ものに目新しさを感じなくなっていた中で、久々に「出会いの段階で違う」と感じる作品でした。
舞台設定や導入の構造が、よくある転移系とは明確に異なります。
主役は人間ではなく、ヤシガニ型の多脚戦車。
しかもその存在がただのネタではなく、物語の中でしっかり機能しているのが印象的です。
SF的な兵器描写と、異世界ファンタジーの要素が自然にかみ合っていて、設定の説明も過不足なく、読むテンポを妨げません。
最初は異質さに引っかかりながらも、
気づけば“これでしか描けない物語”になっている。
そんな読後感のある作品でした。
まずは一話、読んでみてほしいです。確実に記憶に残ります。