試されているのは、人間側の精度だったり
- ★★★ Excellent!!!
ある程度デジタルな分野に精通している人であれば、AIが意外とポンコツであくまで初歩的なサポート程度にしか役に立たない、というのは肌感覚で感じられるとは思います。
そもそもAIが未発達であった時代のデジタル世代は、自分で調べて問題解決する能力に長けた人たちが多かったですからね。
AIの言うことを鵜呑みにする人は少ないだろうな、と。
ただ、予備知識がない人だったり、AIに過度な信頼を寄せている人、自分で調べる癖がない人、そして手を抜きたがるめんどくさがり屋にとっては、AIに踊らされて無様な姿をさらす結果にもつながるわけで。
いやほんと……AIは所詮道具、ツールでしかないんですよ。
便利な魔法でもないですし、手抜きの言い訳に使うような代物でもないんですよ。
知識をAIに依存してもその知識は自分のものにはならないので、結局視野が狭いままなんですよ。
楽して知った知識に感動はないので、知ったつもりになっちゃって覚えようとしないもんですから。
さらに言えば、AIエンジンもChatGPT以外にもGeminiとかCopilotとかGrokとか色々あるので、一つに依存するのも視野の狭さにつながるわけで……。
つまるところ、それらをちゃんと使いこなせるようなスペックを持つ人間じゃないと、人間側が腐るだけなんですよね。
依存し過ぎない程度に適度な距離感を保って活用するという見極め、提案やデータソースを確認して吟味する知識への姿勢、そしてAIというものの性質を把握した上での割きり。
それらをある程度の水準持ち合わせて初めてAIを有効活用できるというのを、多くの人はあまり理解していないです。
本作はそんな一端をお見せし、AI依存への警鐘を鳴らすお話です。
散々ビビらせましたが、本文はそれほど怖いことは書いてないので、あまり身構えずにお読みいただければ幸いです。