「悪」の時代をひそかに知謀を駆使して生き抜こうとする戦士の物語

時代が変わるとき、時代の変化に社会の仕組みが追いついていないとき、社会にはさまざまな「悪」が現れる。
体制をひっくり返そうとする「悪」、体制の味方であることをいいことに銭をせびりとろうとする「悪」。
そんななかで、体制の手先として、さまざまな損を押しつけられつつ戦う、無名の、最下級の戦士。
しかし、彼は、目立たないところで知謀を駆使し、この時代を乗り切ろうとしていた。
後に、知将として、また無類の忠誠心の持ち主として知られることになる人物の、無名時代の物語。
関西に生きた彼らが、当然のように関西弁をしゃべっているところもリアルです。

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