森の賢者

大学卒業後も、連絡を取り合っている仲良し4人組。イツメンで、家飲みをしようと馬場ちゃんの杉並区のマンションにアカリが最初に到着し、鍵を開けるところから物語ははじまります。

実に作者のサクさんらしい絶妙な語り口で、物語は進んでいきます。

キャサリン、大門寺と出てくるキャラクターの　直接的な描写はないのに、その絶妙な会話のテンポで、頭の中にするりとイメージが浮かぶのは本当にうまいと思います……！

途中の大門寺のウンチクには、へぇーっと頷きながら読ませていただきました……！


いや、怖いね、森の賢者……！！


最後に出てくる馬場ちゃんがゆるふわ的に
可愛くて和みました。

絶妙なサクさん…続きを読む

イツメンの宅飲み。留守をしていた友達の家に合鍵で部屋に入ると森の賢者がいた。
シュチュエーションがぶっ飛んでいて、何事？！という感じなのですが、会話のテンポの良さでそのシュチュエーションに謎のリアル感があります。
検定保持者の蘊蓄もそうなんだ？？となりつつオチもしっかりとついて、掌編としてとても面白い一作でした。