お飾り聖女、光の魔法使いに転職します！

観る側だった私が、光を「魅せる」
人見知りで臆病なアイドルオタクと、生きることを諦めた竜。
出会うことで見つけた光は、"音楽"と"魔法"だった――。

異世界に「竜の聖女」として召喚された、私・佐伯晴歌。
けれど、力は目覚めず、自信を失う日々。

それでも、変わりたいと願った。
「あのライブで感じた、胸を焦がすような感動を――もう一度、この手で」

薄明竜との契約をきっかけに、音楽への想いが“光魔法”となってあふれ出す。
――ゲームソングやJ-POPが、コンサートアレンジで生まれ変わったときのような、
心揺さぶる旋律と煌めく輝きが共演したとき――幻想的なステージの幕が上がる。

王子との出会い、音楽と魔法の演奏会。
その輝きは、やがて王宮の陰謀を照らし出し、仲間と共に未来を切り開いていく。
…続きを読む