概要
アマガエルも僕も泳げない。でも歩くことはできるから。
退屈な夏休みを過ごす小学6年生の海野陸は、ある日山の中で喋る蛙と出会う。
海を見てみたいと言う蛙とともに、陸は様々な困難を乗り越え、夏休みが終わるまでにまでに海を目指す。
海を見てみたいと言う蛙とともに、陸は様々な困難を乗り越え、夏休みが終わるまでにまでに海を目指す。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!少し不思議と言う意味ではSFなのかもしれない。もしかしたら。
まさに“すこし不思議”なお話です。
蛙がしゃべるという非現実的な出来事から始まりながらも、物語全体はとても自然体で、少年の日常や心の揺れ動きが丁寧に描かれているので、ファンタジーでありながらもどこか現実味があるように思います。
「しゃべる蛙」という存在が、単なる奇抜なキャラクターではなく、主人公・陸の心の変化や成長を引き出すきっかけになっているのが、とても上手い構成だなと感じました。
現実と空想の境界がふんわりと溶けあった、夏の午後の夢のような物語です。
文章も上手なんですよね。とっても。
もっと人目に触れてもいいと思うんだけど。
カテゴリーを少し不思議と言う意味で、SFに変えた…続きを読む