このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(114文字)
仕事と家庭の色々に追われ、辟易した主人公。ふと目に入る、あるものから、夢の世界へ逃避行して行きます。この‟あるもの”の設定が素晴らしく、その飛行シーンはまるで映画。私は、某ジブリ作品を思い出しました。夢とロマン、そして友情。そして、反抗期の娘から届くメール。最後を締めるこれが素晴らしい。ちょっと予想外で、私は不覚にも泣きました。こんな完成度の高い短編小説を、どうしたら書けるんでしょう。書きたいと思う方は、参考に読むことをお勧めします。
日常に追われながらも、一生懸命に生きる大切さ。その中の小さな喜びが人の気持ちを支えている。人生は美しい。と、思いました。私なりの解釈で申し訳ないのです。一日、一日、を頑張っているみなさんに読んで頂きたい作品です!
仕事、家庭、娘のことなど日々悩み、とても忙し主人公の中間管理職の男性。ある日、会社で残業中、不思議な体験をするのですが……。人間、たまには厳しい現実から離れてささやかでも癒される時間を持つのも悪くないものだな。そう思わされる作品でした。
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