Cパート+エンディング

 Aパートで流れたオープニング、これがここでも流れる。


 実際にはあの時に流れたオープニングは意図的演出、本来のオープニングはこちらと言う事なのだろう。


 向こうでも最初に姿を見せた女性、春日部皐月かすかべ・さつきと思わしきARガジェットとスーツを装着した人物が描写される。


 その場所は、何と草加駅。別の意味でも驚く人は多い。


 下から上へ流れるクレジットでもロケーション協力に埼玉県とあったので、そういう事なのだろう。


 駅の改札口にいる人物、そのもう一人がデュランダルなのはAパートでも分かっている。


 その上でデュランダルが徐々にアップ寄りになっていき、拡大された目が見えた瞬間……。



 次の瞬間、別の視点でパルクールフィールドを走っているシーンへと切り替わった。


 この時、スタッフクレジットはそのまま流れているので、若干だが正規のオープニングと異なる演出をしているのだろう。


 しかし、あるタイミングでクレジットの文字が出なくなり、そこで第2話がタイトルコールがされることになった。


『コスプレイオブパルクール!』


 この声はデュランダルのものではないし、皐月のものではない。


 実はキャストクレジットが流れるのは、この後なので楽しみに取っておこう。女性声優なのは間違いないが……。



 ここからはオープニング曲にあわせて映像が流れていき、秋葉原の駅ホームには諸葛亮孔明しょかつりょうこうめいのリアル等身アーマーの状態で立っている。


 どこを見ているのかは分からないが、上野方面を向いているようには思えた。何が来るのを待っているのか?



 その後に登場したのは、ゲームセンターに設置された鍵版と皿を使うタイプのリズムゲームを、プレイしている女性だ。


 外見的には第1話の段階でも登場していないし、何なら今回にも出ていない。


 黒髪のショートヘアに身長は160センチ位の女性であるのは分かるが、彼女は画面に集中し、その表情を崩すようなことはなかった。


 立ちっぱなしの恰好ではあるが、それでも足をゆすったりするような仕草はしないし、目の視点も手元を確認することはない。


 ある意味でもリズムゲームが得意、と言わんばかりの感じはするだろう。


 更に言えば、そのスコアはかなりのもので、まるでプロゲーマーと言わんばかりの実力を見せつける。


 どうやら、公式ホームページに記載のあったタチバナとは彼女の事の様だ。



 タチバナの後に登場したのは、別の男性がパソコンのモニターで見ていたVtuberの女性、ブレイズヴェルグ。


 彼女の素顔は既に第2話の本編中で登場済みだが、Vtuberとしての彼女は、ここが初披露となる。公式ホームページにもビジュアルが公開はされている一方で……。


 外見は企業Vtuberと言う事もあり、しっかりとまとまったような外見をしていた。


 顔が素顔と異なるのは仕様かもしれないが……あと外見的にも何か違うような個所はあるだろう。


 何の配信をしているのかは、台詞のようなものもないので分かりづらいが、どうやらゲーム配信枠の様子。


 プレイしているジャンルは……この画面では不鮮明と言えるかもしれない。


 そこまで重要視されるシーンではないのだが。

 

 

 メインメンバーの最後に出てきたのは、エクストリームパルクールのフィールドで走る人物。


 周囲のランナーさえもノールックで追い越していく姿……各種アーマーなどを踏まえて、あの状態で走れるのかという疑問は残るのだが。


 ゴールに到達後、数歩歩いてメットを脱ぐのだが、金髪のロングヘアーに見える。しかし、実際はウィッグらしい。


 こちらの人物は身長が190を若干超えるような……という。


 彼女の名前はアークロイヤル。彼女が見ているのは、いったい何なのかも気になる所だ。



 その後のシーンでは、ガーディアン勢、レインボーローズと月坂つきさかハルカ、春日野かすがのタロウ……といった対電忍登場組もワンショットで姿を見せていた。


 ガーディアンはデンドロビウム、リーガルリリー、ガンライコウと言ったメンバーもいる中で、大型の巻物を背中に装着した橿原隼鷹かしはらじゅんようも確認できる。


 対電忍と同じメンバーも出る一方で、新キャラも何人かいるような感じなのかもしれない。



 更には、シグルドリーヴァの秋月穂村あきづきほむらと思われる椅子に座った男性の姿も確認できた。


 ビジュアル的にもワンシーン出ていたはずなので、ほぼ間違いないだろう。


 その直後、四天王的なビジュアルカットインで穂村以外の3名も登場していたのである。


 一番左が横顔ビジュアルの穂村、その隣には野球帽を深くかぶって目を隠しているような男性が冬川ふゆかわハンゾウだろう。


 ハンゾウの隣は、黒髪セミショートの男性、春川はるかわマイアだった。服装はハンゾウと異なり、向こうはスーツに対し、軽装の動きやすそうなものだった。


 マイアの隣はARゲーム用メットにラバースーツ、センサー付きのガジェットアーマーと言うパワードスーツにも似た孔明といい勝負な外見の人物。


 少し肉付きのいい体格を踏まえると、明らかに……と言う気配もするが彼女が夏川なつかわライカだ。


 穂村以外はシルエット扱いで来ると思ったら、公式ホームページにも外見が公開されているのもあって、隠すことはなかった様子。



 その後に登場したのは、最初で草加駅のシーンにいたデュランダル。彼女の視線の先にいたのは、皐月ではなかった。


 デュランダルが視線を向けていた人物、先ほどのマイアと同じような肉付きの良い女性に見えるが、スーツはパルクール用の本格的なものを着ていた。


 彼女の名前はシギラリア。いずれ、出番はあるだろう。ここでは彼女も何らかの伏線を持っている、とだけ認識すればよいかもしれない。



 そして、孔明とデュランダル、皐月が走るシーンでは実際の草加市内を走っていた。


 ロケーション協力をしているので当然と言えば当然だが……その一方で、看板などは一部が異なる仕様だ。


 この辺りは許諾が下りなかったなどの事情はあるのだろう。


 3人が走っているシーンでは、様々な妨害を行うモブの転売ヤーが登場する。さすがに第1話で出てきた戦国武将の転売ヤーハンターは出ていないが……。


 これらのモブ転売ヤーは、いわゆる特撮ヒーローもので言う戦闘員ポジションであり、ボスキャラと言う訳ではない。


 その一方、観戦しているサイドには2人の女性が……。いずれ判明するだろう。


 走っているメンバーの中には武器と思わしきものを持っているメンバーもいる。


 ただ、デュランダルと孔明は持参していないし、主人公もそれらしいものは持っていない。


 モブとは別のランナーの一人が装備と言う意味で火器類を持っていそうだったが、使う気配もなかった。


 武器を使っているメンバーは、むしろレインボーローズやガーディアン、ざっくりいえば対電忍から継続登場している組だろう。



 その他にも色々なメンバーも姿を見せており、様々な人物にドラマがあるのでは……と思わせる展開である。


 コスプレイオブパルクール、果たしてどうなっていくのか?

 


 エンディング……と見せかけたオープニング披露後、草加駅に近いパルクールフィールドに、一人の人物がいた。


 厳密には一人と複数、と言うべきか? 複数の方は、明らかに転売ヤーであるのは目に見えている。


 彼らが狙っていたのはパルクールフィールドで配布されていたパンフレットだった。


 その内容はフィールドの使い方などのマナー講座に近い物なのだが、転売ヤーにとっては内容よりも重要だったものがあったのである。


 一部メンバーは、それを一人1枚という制限が書かれているのに、複数枚を持ち去っていた。明らかに転売ヤーのアクションと言えるだろう。


「転売ヤーには悪いけど、ここで消えてもらおうかな?」


 ビームを展開するソードを右手に持ち、明らかにパーカーのフードで顔を隠した人物が目の前の転売ヤーの男性に対し、剣を突きつけた。


 転売ヤーハンターであれば、武器類の携帯自体は許可されるものの、それは殺傷能力のないARガジェット……拡張現実ゲーム専用の装備に限定されるはず。


 ボイチェンを使用した男性声……ではなく、むしろ女性声優の少年声、というようなニュアンスの声で彼女は転売ヤーの男性に対し、忠告を行っていたのである。


 剣を突きつけたのは、いわゆる脅しと言う類ではない。むしろ、これは警告だろう。


「貴様、ただの転売ヤーハンターじゃないな? ガーディアンか!?」


 剣を突きつけられている男性は、すでにパンフレットを持っていない。どうやら、こちらは囮だったようである。


 むしろ、複数の転売ヤーハンターが来るのを想定し、こちらも準備をしていたのだろう。


「ガーディアンじゃないんだよねぇ、自分」


 そう言った人物は突き付けた剣を引っ込める。どういう事だろう?


 そして、深く被ったフードへ左手を添えたと思ったら、彼女はおもむろに素顔を見せ始めていたのだが……。


 それを見た転売ヤーは、突如として慌てだしていた。まるで、自分が顔を知っている人物かのように。


 慌て具合に関して、細かく説明する必要性はないだろう。すでにBGMが変化しているのだから。


 ある意味でも、負けフラグBGMのひとつに……。



「馬鹿な? 何故、お前が……これを知っていたんだ!?」


 男性転売ヤーは逃げようと考えていた一方で、近くに掲示されていたデジタルサイネージの方へ視線を向ける。


 デジタルサイネージの内容は、特撮ヒーロー出身男性俳優が映し出された『特殊詐欺にご注意ください』という内容の掲示だった。


 その映像が、次の瞬間に変化し……転売ヤーの見覚えのある映像に変わった。


「うちの事務所に盗聴器を仕掛けて、コラボ内容を傍受して転売していた人が、良く言うよね?」


 ある意味でも転売ヤーからひっこめたビームソード、それをバットの素振りをするかのように、彼女は振っていた。


 重量はそこまであるものではない。実際、剣の部分はビームだったのだから。


 その際の特殊なSEは、正に先ほどの掲示物で表示されていた特撮ヒーローを思わせるようなものだった。


 実際、そのエフェクトがそのまま使われていたりするわけだが……エフェクト製作担当が同じ会社。


 しかも、その特撮作品の制作会社の許諾も取ってあった。エンディングのクレジット参照である。


「盗聴? 貴様、もしかして……」


 次の瞬間、転売ヤーの一言に対し、他のメンバーに聞かれることを恐れた彼女の取った行動、それは……。


「同人誌即売会でも転売で1兆円規模の……不正転売していた人が、知らないわけはないよね?」


 この一言を聞いた瞬間、転売ヤーの見ていた映像は、ほぼ目の前の人物に似たVtuberの映像に変わっていたのである。


 彼女の一言は、ある意味でもとあるCMでやっていたようなソレで転売ヤーに問いかけた。


 再現VTRとは言ってはいけないし、むしろコラ映像と認識されそうではあるが。


【不正転売行為は犯罪です。転売罪は、あなたの人生を確実に終了させます】


【やめよう、不正転売】


 彼女がバビロンフォースのVtuberであるブレイズヴェルグと転売ヤーが気付いたのは……デジタルサイネージの映像を見てからだった。


 まさか、バビロンフォース自らが転売ヤー一掃のためのハニートラップを仕掛けていたなんて、と。



 転売ヤーがビームソードで斬られたのかは定かではないものの、次の瞬間にはよく知るビームソードのテーマ曲が流れてきた。


 この曲も、エンディングの段階で使用楽曲にクレジットされていたので、そういう事なのだろう。


 転売ヤーにとっては、この楽曲はいわゆる負けフラグ確定楽曲と言わざるを得ない。


 次の瞬間には、よく知るであろう効果音とともに転売ヤーは確保されたのだから。



【この作品はフィクションです。実在する地名などを使用しておりますが、登場人物はすべて架空の物です】


【転売ヤーに対する指名手配制度はフィクションですが、転売ヤーに対する罰則は実在します】


【不正転売行為は重大な犯罪です。そうした転売行為を発見した際は、即座に警察への通報をお願いします】


 転売ヤーの確保後、画面は暗転し、次に表示されたのは黒バックに注意書きとも言えるようなテキストだった。


 第1話にもあった注意文だが、転売ヤー自体はフィクションではない。現実にも存在するのだ。


 不正転売に関する罰則は実在するとも記載されており、この作品が放送されてからは転売ヤーに対して刑を重くするべきと言う意見も、SNS上では散見されている。


 今の日本では、自然災害や熊のような動物系のニュースは散見されるものの、それ以外の事件はゼロに近い。


 リアルでも、報道されているニュースの半数以上は転売ヤーが何かしら関与した事件である。



 CMの後、次回予告と白文字で書かれた黒バック画面が表示された。


 その後に出てきたのは、次回の映像と思われるものだが……色々と衝撃は受けるだろう。


 シグルドリーヴァのシーンはありつつも、メインはパルクールのシーンだった。


 特にナレーションが入っているわけではなく、BGMのみ構成である。


『日本のコンテンツ流通を変えていく』


 次に表示されたのは、次回のサブタイである。


 一体、パルクールがどのようにコンテンツ流通を変える存在となるのか?


 それは次回に判明するだろう。



 エンドカードは、ブレイズヴェルグである。


 こちらの方は、Vtuberの姿、と言うべきか?


 どう考えても若干スクール水着テイストなスーツを着ているように見えるのは、気のせいだろうか?


 その姿のままで、先ほどのビームソードを持っている姿は異様……とも言えるかもしれない。


 顔に関しては元の中の人とほぼ同じ一方で、決定的に何か違う個所もあった。


 違う個所に関しては、あのオープニング映像にもあったので、そこを再確認するべきなのだろうか?


「この番組は、ご覧のスポンサーの提供でお送りしました」


 この声に関しては、対電忍のレインボーローズの担当声優と同じである。第1話と一緒だった。


 スポンサーには埼玉県もクレジットされているのだが、それ以外にもどこかで見たような玩具会社なども入っている。


 関連グッズは、いわゆるなりきり系の玩具と言う訳ではないのだが……まさかの展開かもしれない。


 なお、対電忍のブルーレイのCMも入っていたので、そういう事なのだろう。



 この作品が対電忍の続編であることは、すでにアナウンス済みなのだから。

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