本作は、『終末の王国～原初のアルカンシェルを求めて魔境の旅路へ～』に登場する
騎士、ミラーノ・フォン・パルマンが、「お兄さん」になる前の時代を描いた短編です。

ミラーノが相手をするのは、後に物語の中核を担う公爵家の姉弟――
元気すぎて止まらない姉アルナールと、甘え上手でとっても可愛い弟レオニアス。

短編ということもあり、詳しい内容は伏せますが、読後は「なるほど、こうして“お兄さん”になったのか」と、大変さに同情しつつも、思わずふふっと笑ってしまいます。

単品でも楽しめる、カクヨムコン11のお題「未知」応募作。

本編にはさらに多くの未知が用意されており、壮大な世界観を存分に味わえます。
ぜひ本編とあわせておすすめしたい一編です。