概要
私はきっと、前には進めない
私と、家族と。煙草と希死念慮とアルコール。あとおまけに殺意のお話です
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!雨とアルコールが呼び覚ます、過去
間川レイさんの「私と、煙草と、アルコール」第1話「身勝手」を拝読しました。
物語は、アルコールが抜けた後の気だるい朝の描写から始まり、主人公の内面の深い部分へと読者を誘います。雨の日に紐付く幼少期の壮絶な体験、特に両親からの暴力や精神的な虐待の描写は、読者に強い衝撃を与え、胸が締め付けられるようでした。
「蚯蚓腫れのようなたくさんの傷」という自傷行為の告白、そして「みんなみんなに苛立っていて。だったらあんたの家と私の家を交換してみろよと叫びたくてたまらなかった」という叫びは、主人公が抱える絶望と、誰にも理解されない孤独感を鮮烈に伝えています。
煙草を吸う理由が「一刻でも早く、身体をぼろ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!運が良い、運のとても悪い人の話。
どんな酷い過去だって過ぎてしまえばただの思い出。
そんなことを抜かすやつは、階段から蹴り飛ばしてやりたい。
生き地獄っていうのは、生きてるからこその地獄なんだ。
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家族というのは厄介なものだ。相性の悪い人が一人でもいると生活が半壊する。価値観も大層歪んで、対人関係を構築しにくくなる。
さすがにこの作品ほど極端ではないが、当時は神経がささくれ立つ感覚に苦しんだし、今になっても夢に見る。
動物、畜生の類に成り下がるのを黙って受け入れなくてはならない、あの屈辱。
相手の機嫌次第で如何様にも心がどうかなる不自由さに振り回され、いつまで続くかも知れない「日常」を怯えなが…続きを読む