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古びたビル。剥がれた壁紙、沈黙した部屋。
そこで“あなた”は、ひとりの少女と出会う。

彼女の声に導かれるまま、ふたりは階段を上っていく。
その先に待つものを、知りもしないまま。

これは、語られなかった記憶と、読み手の“目”が試される物語。
あなたは、ただ読んでいるだけの存在だろうか？
ページを進めるたびに、静かに、確かに、何かが近づいてくる。


注意）これは■■描写のあるホラー小説です。
　　　心が弱っている方は読むのをお控えください。