地球はいつか必ず滅びる。それは何千年も先のことなのか、もしくは人間たちの手によって早々に訪れてしまうのかもしれない。しかしその後の地球を見つめる存在は必ずいる。人間が生み出したものは滅びの後も残り続け、それを観測する目があるのだ。本作はそんな人類の後に残るものをテーマに描かれた印象的な一作。静かな余韻とともに、未来の地球を思わず考えさせられるでしょう。
地球の終焉を見届ける主人公。過去に手を加え、終わり方を変えていく。主人公は神なのか、それとも?静かで優しいムードをまといつつも、描写・展開が陳腐に陥らず、楽しく読むことができました。きちんと世界観が描き切られることで、「面白かったな」と素直に思える佳作です。優美なハードSF。私の好みど真ん中です、いいと思います!
まるで、宇宙の空気に包まれているような感覚の中話が進みます。地球を外側から見て、「愛おしい」という気持ちを思い起こさせてくれる作品です。そうして日常の中にまで目を向け、日々の人の暮らしまでこの目に映るようです。
静かで美しい終末の情景が印象的でした。人間と機械類の共存、宇宙の再生への祈りが穏やかに描かれており、余韻が残ります。
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