第39話

西暦2047年12月21日

衛星軌道上


●衛星軌道上に集結する国防軍のコロッサスのカット。

※国防軍はタイタノマキアが発動する12月24日までに戦争を終わらせようとしています。


国防軍コロッサス:約38,000機

米軍:約12,000機

露軍:約8000機

NATO軍:約7,000機

中国軍:約6,000機

その他(国防軍加盟国):約5,000機

※この約5,000機の中に日本軍のコロッサスがいます。


日本軍コロッサス部隊:157機

同オクトデキエース隊:7機 健存

同隊:アラタ機(FUJI)・通称黒富士


●アラタの黒いコロッサス外観/コクピット内のカット入る。


同機:コクピット内


●有線による通信が6機のオクトデキエースに入る。

※盗聴される危険性を防ぐため機体同士を有線で繋いで通信をしています。


島田「この数ヶ月で日本軍の機体、少なくなったなあ」


岡本「最初は500機ぐらいいたのに」


加藤「今は5分の1くらい?」


林田「そんくらいか? 数学得意じゃないから知らんけど」


宮口「いつまで続くんだろうな? この戦争」


島田「とりあえず12月23日までにケリ付けないとだ」


●島田、眼下に広がる地球を見る


島田「クリスマス・イヴで地球がどうなるのやら」


岡本「オーストラリアってあんなに小さかったっけ?」


●明らかに地図上と形が違っている島、大陸の姿。海面上昇などにより、オーストラリアの面積が小さくなっています。

※タイタノマキアの実証実験(人工地震、人工津波など)により、様々な大陸、諸島、列島に影響が出ています。


加藤「……でもよ」


●オクトデキエースのモニターに人工衛星ペルセポネが写る。


加藤「あのラスボス、ホントに落とせると思う?」


●6人の会話を聞いているアラタのカット入る。

●黒富士のモニターにも巨大な人工衛星ペルセポネが写っている。


●人工衛星ペルセポネ登場。

→ペルセポネは全長5000m以上と大型。

→年月をかけてユニットを増設して大型化している。

※ほぼ巨大戦艦のサイズです/とにかく大きいラスボス感を出したいと考えています。


●形はガンダムに登場したスペースコロニーをイメージ(ここは要相談)

※以下オリュンポス 妨害電波発生装置搭載人工衛星ペルセポネのイメージ

●ペルセポネの中央部分の空間はコロッサスが行動できます。


オリュンポス軍コロッサス隊:約103,000機

同隊・有人機(オキュパイト):約73,000機

同隊・無人機(ゼロベース):約30,000機


●上記機体群、人工衛星ペルセポネを護るように集結している。

●アレスの部下、宇賀神と犬神が搭乗するコロッサスのカット入る。

●アレスの機体、マルスの姿はない。


宇賀神「楽園解放まであと3日」


犬神「長かったような短かったような」


宇賀神「それにしても、円卓会議 長くないか?」


犬神「楽園解放という大願が成就するんだ。いろいろ話すことがあるんだろう」


●犬神も自身が搭乗するコロッサスのモニターに写る人工衛星ペルセポネを見る。


※以下、演出の要望です

●モニターの中の人工衛星ペルセポネが一等星のような光の点になる。

●同時刻(16時くらい)東京上空のカット入る。

●タカチホ第参ベースにいる馨が夕闇迫る東京の空を仰いでいる。

●東京の空に一等星のような輝きを放つ光が見える。


馨「あれがペルセポネか」


馨「あの光の中にアラタがいるんだ」


●馨、東京上空に輝く満点の星のような「光」を眺める。


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●場面転換

●東京・港区、東京タワー周辺に展開する日本の国防軍のカット入る。


戦車等攻撃車両:7,000輌

コロッサス隊:約3,000機

同隊・タカチホ第参ベースチーム:8機

同・第1小隊:第23番突撃隊(コクピット内の4名のカット入る)

同・第2小隊:第24番突撃隊(コクピット内の4名のカット入る)


●以下、無線の会話(無線を使用しているので後で怒られます)。


長澤「東京 地震のせいでもう水浸しだね」


●度重なる地震により、東京は液状化が進んでいます。


杉咲「東東京はもっとひどいみたいですよ。沼みたいになってるって聞きました」


長澤「ふぅん…」


●女子2人の会話に浅沼が割り込んでくる。


浅沼「オリュンポスは世界を新しく作り変えるって言って、戦争を始めたけど」


●ボロボロに壊れた街並みが浅沼機のモニターに写る。


浅沼「もうだいぶ作り変えられてるよな」


木野本「確かにな。かれこれ2年、俺たちの世界はめちゃくちゃだ」


古田「2年前のデュカリオンから政府はいつも後手後手だもんな」


石川「政治なんて、いつの時代もそうだよね」


浅沼「そうそう、それで いつも若い世代に皺寄せがくる」


木野本「はは、違いねぇ」


●薄く笑う学生たち。

●そこにブランカの叱責が割り込む。


ブランカ「無線通話でムダ話するな! 盗聴されてるぞ」


木野本「別に今の俺らの会話を盗聴したところで、敵に得はないだろ?」


ブランカ「盗み聞きしてるのは敵だけじゃないかもしれないぞ」


浅沼「え、国防軍が聴いてるの?」


古田「もしかして反逆罪とかで罰せられるとか?」


杉咲「昨日の敵は今日の友ならぬ、今日の友は明日の敵……というところでしょうか」


長澤「うへぇ、さいあく〜」


木野本「生まれた時代を嘆いても仕方ねぇ。勝つぞ、この戦い」


木野本「んで、生きて帰る」


※以下4人の応答、まとめてコマ1枚で見せる感じで。


古田・石川「「おぅ!」」

浅沼「だな」

長澤「はいはい」

杉咲「頑張りましょう!」


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●場面転換

●東京タワー周辺に展開するオリュンポス軍のカット入る。

●その数、約5万機(無人機3万機)。

※こちらも圧倒的に戦力差があることを見せたいです。


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●場面変わり、宇宙・衛星軌道上の国防軍管轄の宇宙ステーション。


国防軍管轄 宇宙ステーション


同・作戦司令室


●作戦司令室女性オペレーター登場。

●無表情で事務的な口調で通達する。


女性オペレーター「オペレーション・マキシマム、スタートです」


※オペレーション・マキシマムは作戦名です。


●宇宙と地上で一斉に国防軍が総攻撃を始める。

●最大規模の戦闘が始まったカットでEND

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神殻のコロッサス すたじお満月 @studio_mitsuki

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