虚偽の情報による被害は、今に始まったことではない

昨今の情報過多社会、デマなどの虚偽情報について、
遠部様の鋭い視点で描かれたエッセイになります。

面白いのは、
虚偽情報による被害というものは、別に現代社会特有の病理ではないという指摘です。
例として、平安時代の和歌のやりとりを挙げていますが、
確かにこういう事象は、
1000年前も100年前もあったと考えらえます。

そして、それが必ず悲劇を生むとは限らないのです。
この虚偽情報が、ロマンスや家族愛を生むことも、確かにあったかもしれません。

まぁ、
八割がた、よくない事象を生むでしょうが。

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