最強飯テロリストあるいは
優秀なきゅんきゅん♡製造マシーンでいらっしゃる(←すいません私が勝手につけた二つ名です)宮本様の本領発揮!近未来アクションシリーズです!
簡潔かつ明瞭な文章、魅力ある登場人物、時々のユーモアに引き込まれていきます。
その躍動感、疾走感、めちゃくちゃカッコいいです。挟まれるきゅんきゅん、ほのぼの、美味しそうな食べ物たち、にも惹かれて長編苦手な私が一気読みしちゃいます。
登場人物がそれぞれ魅力的で、キャラが立ってるから、長編読んでて「これ誰だっけ?」現象が起きないみたいです。
戦闘シーンの鮮やかさ。
残念ながら運動神経を母の胎内に置いて来た私ですが、生まれ変わったら中国拳法習うか、パルクールの練習したい!と憧れてるので、このアクションの熱量はたまらないです。
是非、ご一読を!
現実と仮想現実の狭間を行き来する者たち――「ダイバー」。
彼らは、もうひとつの世界に潜り込み、そこで任務を果たす特別なエージェント。
この世界では、ある会社が開発した「仮想現実世界」が、人々の新たな生活圏として存在する。
ウイルスや戦争により不安定になった現実から逃れ、多くの人々が“もう一つの現実”へと移住した未来。
その秩序を守るために送り込まれるのが――ダイバーたちである。
『ダイバー』は、彼らの知られざる活躍を描いた三つの物語による連作シリーズ。
『ブラックパープルメンソール』『ゴースト・プロトコル』『マジックブレーカー』の三部に加え、
世界観を深く掘り下げる『公式ガイドブック』、そしてアナザーストーリー『ダークピンクローズ』も収録されている。
2050年の現実、2020年代の再現世界、そして“ダイブ”によって繋がる二つの現実。
第一部『ブラックパープルメンソール』では、S級ダイバー403と、仮想街で生きる少女・美桜の出会いが描かれる。
その後に続く、公式ガイドブックを併読することで、トール社の存在やダイバー制度の背景が一気に立体化する。
一見クールなSFの皮をかぶりながら、その奥には「人間とは何か」という古典的な問いが息づいている物語。
これがシリーズの入口だと思うと、続く二部・三部でどんな世界が待っているのか――期待せずにはいられません。
宮本様の創り出した傑作SF・ダイバーシリーズ。
本作は以前に書かれたシリーズを再編集、一挙に繋げて読むことができるようになりました!
未だに謎おおきS級ダイバー403·0965、そして正体が可愛いA級ダイバーのエムが、仮想現実世界に潜り込み、不法侵入者と戦います!
ダイバーの潜り方や様々なガジェット、サイバーパンク愛に溢れた描写の数々には、心がドキドキすること間違いなしです!
そして、仮想空間での冒険は、現代から西洋ファンタジーまで様々な世界観を楽しめます。
さらに、後々まで宮本様の諸作品に登場し続ける重要キャラ、美桜さんの登場します。
ヤンチャな頃から立派に働くようになる姿までを追うことができ、「ああ……立派に成長して」と謎の親目線になってしまうこと必至でございます!
まだダイバーシリーズを読んだことのない方は、本作からお読みなさると、この素晴らしい世界観を一望できることと思います!
是非ともご一読を!!!
宮本さんの人気シリーズ、ダイバーが再編集されて帰ってきました。
トムニコシリーズに繋がる美桜が出てくる“ブラックパープルメンソール”、トムとニコがまだ幼い“ゴースト・プロトコル”、そして新作“マジックブレイカー”、現在この3部まで公開されています。
2050年(お、まだ生きてるかも!)、突如発災した新型ウイルスによって人類が1/3の人口を失ったことにより、急速に仮想現実世界への移住が進んだ。
それはトール社が開発、管理運営している安全で理想的な世界だが、移住には多額のお金がかかるため不法に侵入する者が現れるようになった。
ダイバーとは、そのような不法侵入者たちを狩って現実世界に連れ戻す役目を負っているエージェントである。
ダイバーは、仮想現実世界で、色々なキャラに“同調”して不法侵入者に近づき、生捕りにします。その方法がカッコいい。詳しくは本作を読んでいただきたいですが、特殊な言葉が使われていても、具体性があって惹きつけられます。
話数としては現在40話近く進んでいますが、1話1話が短い上に、宮本さん独特の短文をどんどん改行していく文体なので読み易くあっという間に追いつくと思います。
1〜3部は、それぞれが全く違うテイストを持ち、早く先を読みたくなる面白さ。SFありファンタジーあり、アクションあり飯テロありの魅力的な物語をどうぞお楽しみくださいませ!