物語の終わりとその続き

かつて語られ読み継がれてきた童話が、この作品では戦うための力として描かれています。

言葉は時間を超えて人々の心に残り続ける。それはまさに小説という媒体の本質を体現しているようです。

そして人々の感情が英雄を生み出し、伝承として身体に宿る。その緻密に練られた設定は見事としか言いようがありません。

童話の新らたな姿と物語の持つ力を、ぜひ本編で体感してみてください。

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