コメント
今回のお題は「GW(ゴールデンウィーク)」「モノクロ写真」「腐れ縁」でした。
かなーーーーーり難産でした。
その結果がアイデアを連ねる感じの短編集に落ち着いたといったところです。
一応、X(旧Twitter)の上限文字数140文字以内におさまるように執筆しました。
※タイトルや末尾の(●文字)は含みません。
各ワードは以下のように簡単に整理しました。
――――――――――――――――――
【GW】
・帰省
・旅行
・一人時間
・お家
・お出かけ(旅行ではない)
―――――――――
【モノクロ写真】
・白黒
・無機質
・寂しい、静か
・19世紀末に日本でも普及 ※定かではない
・(オリンピック)1964年頃にカラー写真に切り替わる ※定かではない
―――――――――
【腐れ縁】
・元カノ、元カレ
・友達
・悪友(友達とは少し違う意)
(・やばい人)
――――――――――――――――――
私が「モノクロ写真」をお題として出したのですが、これが相当厄介で厄介で…。
写真技法について知識がないし、歴史も分からないし薄っぺらなことしか描けないなと…。
また、今回は自分のなかでコメディ寄りのお話を執筆したかったのですが、話の組み立てがどうにもうまくいかない&納期が迫っている(まさにGWで私用忙しくて時間なかった)ため、アイデアをボンボンと出す感じにしてます。
以下、それぞれの話を執筆した経緯の軽いコメントです。
――――――――――――――――――
(1)モノクロ世界
(モノクロ写真 >>> GW = 腐れ縁)
現在が「白黒」で過去が「カラー」という対比です。
「モノクロ写真」は比喩表現で使いました。SFの世界観ですね。
「GW」「腐れ縁」は若干ワードとして弱いです。
話膨らませたら少し面白そうな気がします。
―――――――――
(2)アイツの葬式
(腐れ縁 > モノクロ写真 > GW)
嫌な奴だったけど今思い返せば良い奴だったな…という話です。
「腐れ縁」が重要なワードとなっております。
アイツの嫌らしさを補完するために「GW」を使ってます。
「モノクロ写真」はこちらでも比喩表現です。つまらない世界を彩ってくれてたのはアイツだった、という気づきで締めくくるうえでは良い味付けだと思ってます。
この作品が今回の作品集の中で適切にワードを使えていると思うので、一番推しです。
―――――――――
(3)彼がいない旅
(モノクロ写真 >= 腐れ縁 >> GW)
「腐れ縁」といえば友達もそうですけど、やっぱり彼氏彼女。ということで執筆。
「モノクロ写真」をちゃんとそのままの意味で使ってます。
彼との思い出は彼らしさを象徴する「モノクロ写真」ですが、それを塗りつぶしたいがために敢えて写真を撮る。もちろんその写真は全てカラー写真。
だけれど、どうしてもぬぐい切れない。やっぱり忘れられないよ~という話でした。
「GW」はやや弱いですね。
―――――――――
(4)俺と吉田を繋ぐ写真
(腐れ縁 >= モノクロ写真 >> GW)
昔を思い出す話を書きたかったので執筆しました。
余談ですが、「モノクロ写真」のワードが出たときに最初に思い浮かんだのは、岩倉使節団の写真でした。なので、歴史の偉人っぽさを出した写真を撮るシーンを盛り込んでます。
また、「モノクロ写真」は昔感がある物だと思うので、そういう意味では吉田の思い出は、ずいぶん遠い昔のようで、切なくなります。
―――――――――
(5)恒例の写真撮影
(腐れ縁 > GW > モノクロ写真)
なんだか(1)~(4)がせつない感じだったので明るめの話で締めくくりました(どうしても私の「モノクロ写真」の使い方だと暗くなってしまいます)。
また今回の作品は、「GW」に集まることが「腐れ縁」の象徴みたいな使い方をしているため、「GW」の優先度が少し高めになってます。
――――――――――――――――――
といった感じです。もはやコメントの方が文章量が多くなってしまいましたね。
以上、自作に対するコメントでした。
【短編】GWの思い出~140文字短編小説集~ お茶の間ぽんこ @gatan
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