あらすじ
あらすじ
イヴェット(イヴ)・ウォーカーは主に刑事事件を引き受け、有名な正義の弁護士に憧れ、自分もそれを目指していた。だが、とある事件で裏世界の有力者に恨みを買われ、身の回りでおかしな事ばかりが起き、すっかり参ってしまう。そこで弁護士事務所のボスは1度身を隠すようイヴに勧める。
自分で考えていたように弁護できず、自分は失敗ばかりと嘆いていたこともあり、イヴはボスの勧められるままにアラスカに引っ込む。アンカレッジ空港で出迎えてくれたのはひげ面の大男、クライブだった。アンカレッジから車で1時間ほどの田舎町クリークタウンでクライブはシーカヤックガイドをしていた。クライブは困ったことがあったらなんでも言って欲しいと言うものの、そもそもイヴは自炊ができず、さっそくクライブに食事の世話をしてもらうことになるが、一緒に料理を作るうちにすぐに打ち解ける。イヴのことは小さな街の中に知れわたり、クライブは街の男たちがイヴに寄ってくるのを避けるため、イヴを別居中の妻ということにしてイヴもそれを受け入れる。
イヴはクライブに勧められるままシーカヤックを教えてもらい、一緒にシーカヤックで旅に出るようになる。しかし同じテントに泊まってもクライブはイヴに手を出さない。
自然の中で穏やかに暮らし、いつも自分を気に掛けてくれるクライブをイヴは素敵だと思い、彼こそが自分が求めていた男性だと思うようになる。2人でシーカヤックの旅をしている最中、イヴは自分を抱くよう懇願するが、クライブの方はいつかは彼女はメガロポリスに帰る身だと思うとその一線を超えられなかった。が、その中でプロポーズめいた発言もしてしまい、クライブ自身驚く。
旅から帰った後、偶然、クライブの誕生日を知り、好きな人の誕生日を祝うというイベントをしたいといってアンカレッジに赴き、デートする。デートの中でイヴはクライブに身なりを整えるよう懇願し、ヒゲを剃り、髪を整えたクライブは美男子で、クライブこそがイヴが目指した正義の弁護士その人だとわかり、更に胸を高鳴らせる。
レストランで食事をしたり射撃訓練をしたりとデートをした後、帰りの車の中で、クライブはイヴに正義の弁護士が初恋の人だったと言われ、クライブはもうガマンできず、一夜を共にする。
2人はハッピーな日々を送るが、ある日、クリークタウンに怪しい男がやってくる。するとクライブの家で悪質な悪戯が続き、保安官が呼ばれる事態になる。ついには家の窓に殺人予告がスプレーされ、イヴはこんなところにまで追いかけてきたのか、このままではクライブに迷惑をかけると思い、いったん、メガロポリスに戻ることを決める。クライブは彼女を引き留めなかった。アンカレッジまで(車で)送るよというクライブの申し出を断り、イヴはセスナ便を使う。しかしアンカレッジで弁護士事務所のボスから連絡が入り、クライブと連絡が取れないことを訴える。ボスはクライブも同じように恨みを買い、アラスカに身を潜めているのだと教えてくれる。なお、イヴを狙っていた男は別件で逮捕されていた。
イヴが急いでクライブの家に戻ると、納屋の中で銃声が鳴ったところだった。拳銃を手にイヴが家の中に入ると、クライブは脚を男にナイフで刺された上、縛られて動けなくなっていた。
イヴは男を撃つが急所を外し、反撃されたところに、助けに来た街の住人に救われ、助けもあって男を動けなくする。
クライブとイヴは抱き合い、互いの無事を喜び、男は駆けつけた保安官に逮捕される。
後日2人は結婚し、イヴはアンカレッジで弁護士事務所を開き、子どもにも恵まれ、忙しくも充実した毎日を送るのだった。
氷河が映る青い海、北の国の青い空、そして恋 八幡ヒビキ @vainakaripapa
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