男性の博士と助手が自分の体に【人体実験をして】女体の神秘を探る!

楠本恵士

男性の博士と助手が自分の体に【人体実験をして】女体の神秘を探る!

 とある現世界の、のどかな片田舎の丘の上にある、小さな白い壁の研究所ラボ──その私設研究所では、日々ある研究が続けられていた。


 長身でインテリア眼鏡をかけた、背中まで伸ばした長髪をバンダナで結んだ若い博士が。

 試験管の中で化学反応を起こして、紫色に変色した薬品を眺めながら呟いた。

「助手よコレを見ろ……ついに完成したぞ世界初の性転換薬TSが……合成した薬品に、電流を流して、化学反応させたのが正解だったな」


 白衣姿で小柄な童顔の若い助手が、心配そうな表情で博士に言った。

「本当に、ボクたちの体を使って性転換の人体実験やるんですか? 動物実験からはじめた方が」

「助手、この試験管一本分しか現状では作れない貴重な微量薬剤だぞ……科学の発展ためだ臆するな! パイオニア精神を持て! 物言わない動物に実験で使うのはもったいない」


 博士は試験管一本分の性転換薬の半分を、別の試験管に移して助手に手渡して言った。

「一気にグッといけ! 多少飲みやすいように炭酸で割ってある」


 困り顔で助手が言った。

「でも……これって人間が飲んでも、大丈夫なんですか? 不安しかないんですけれど」

「助手……もしかして、わたしが飲むのを見てから……飲んだフリをして、近くの植木鉢に捨てるつもりじゃないだろうな」

「そ、そんなコトするはずが」

 見透かされた助手は、近くにあった植木鉢から数歩横に離れる。


 紫色の性転換薬が、入った試験管を掲げて博士が言った。

「この一飲みは、小さな一飲みだが人類にとっては、大きな一飲みだ」

「飲む前に、一つだけ教えてください……この薬を、女性が飲んだらどうなるんですか?」

「性転換する生物や、雌雄同体な生物の体液をベースに作ってあるから……理論的には、女は男になるな」


「雌雄同体の生物って? なんですか?」

「知りたいか」

「知りたいです」

「教えたら、黙って飲むか?」

「わかりません」

「この野郎! その薬こっちによこせ!」


 ついに、怒った博士が助手の試験管を奪って、二本とも自分で飲んで口移しで強引に、試験管の薬剤を助手の口に、口移しで注ぎ込んだ。

「んぐっ? ぐぐぐぐっ!」


 半分づつ飲んだ博士と助手が、喉を押さえて吐きそうな仕草をする。

「げぇぇぇ……なんですか、この味……マズすぎる……おぇぇぇ、雌雄同体の生物の成分名教えてください……ごぇぇ」

「げおぉぉ……これは、想定外のマズさ……改良の余地あり……ベースとなった、雌雄同体の生物は〝カタツムリ〟と〝ミミズ〟だ……おぇぇ……性転換する生物のベースは〝クマノミ〟や〝ベラ科〟の魚だ……おぇぇ……少し吐き気が落ち着いてきた」


 涙目の助手。

「なんてモノ、飲ませるんですか……アレ? 声が変?」

 助手の声が男性声から、アニメの女性声優声に変化した。

 博士が女声で言った。

「助手よ……実験は成功だ、わたしたちの体は女性の体に変わりつつある……おおっ、いきなり胸が膨らんできた」


 博士と助手の胸部が、女性ホルモンの力で女性化していく。

 ぷくぅぅぅ……博士のシャツのボタンが、大きくなった胸の勢いで弾け飛んだ。

 それに伴って、二人の体は丸みを帯びた女体に変化する。

 男性●器が縮小して体の中に吸収されていくような不思議な感覚。

 さらに、同時に女性●器が体の深部から誕生してくる奇妙な感覚があった。


 体毛が薄くなり、柔らかな曲線ラインの女の体が完成した。


 博士が女体化TSした丸みがある尻を振る。

「見ろ助手……女の尻だ、腰もくびれて、胸も巨乳だ」

 女になった博士は、服の上からノーブラで、シャツの繊維せんいで乳首が擦れる胸を揉み回す。

「これが、女の胸か……弾力がある柔らかいマシュマロみたいだな……おっ、乳首を触ると固くなってくる……自分の体だから、自由に触ってもいいんだよな」


 自分の体を好き放題に触って確認している、博士と違ってボーイッシュな美少女に変わってしまった助手は、泣き出しそうな顔で自分の小ぶりな胸を押さえる。


「どうしてくれるんですか博士、胸小さいです……今夜、田舎から母親が上京して会いに来るんですよ……母親と会う前に、元の男の姿に戻れるんでしょうね」

「知らん」

「知らんって、そんな適当な……だから動物実験を先にやった方が……あッ」


 助手が前屈みになって、下腹部を押さえる。

「どうした助手?」

「急に下腹部に鈍痛が……パンツの中に、ヌルッとしたモノが体から出てきて」

「ち、ちょっと待っていろ」


 博士は部屋にあった本棚から取り出した、一冊の本を開いて調べながら言った。

「もしかしたら、それは〝生理〟かも知れないぞ……おめでとう、助手くん、君は初潮を実体験している」

「なんとかしてください……女性用の生理用品とかは?」

「そんなもん、用意してあるワケないだろう……痛み止めの薬ならあるから、それ飲んでおけ」


 博士が少し意地悪そうな顔で、助手に質問する。

「ちなみに、助手……生理用品のナプキンは、どこに装着すると思う」

「えっ、体の方……ですか?」

「ブーブー勉強不足だな、やっぱり知らない男も多いな、生理用品のCM見たコトないのか……アレは下着の方に装着するモノだ、よく覚えておけ」


「生理が来るってコトは、この体……妊娠可能なんですか? なんとかしてくだ……な、なにやっているんですか博士!」

 助手は、スラックスのベルトを緩め、パンツを前方に引っ張って、自分の股間を上からの目線で観察している博士に驚く。

 女体化した博士が、平然とした口調で言った。

「いやぁ、わたしの体にも生理が来ないかと思ってな……ちょっと、下半身の衣服を脱いで生理になった部分を観察させてくれないか……鏡に写して見たり、写真撮影して記録画像としてスマホに保存したい」

「変態! 博士、変態です! 観察するなら自分の部分でしてください」


 残念そうな知的研究者の表情をする、美人博士。

「そうか、研究者としての純粋な好奇心なのだが……それなら、服を着たままでいいから、次の実験に移ろう」

 次の実験と聞いて、頬をヒクッヒクッさせて後ずさる助手。


「実験って……女にはなった体で何をするつもりなんですか?」

「さっき、男に戻りたいと言っただろう……女の体にどんな刺激を与えれば、元の男に戻るかと思ってな」


 そう言うと女になった博士は、助手に近づいて抱擁ほうようした。

 動揺する助手。

「離してください、女同士で抱き合ってナニ考えているんですか……まさか、服を着たまま」

「そのまさかだ、男に戻りたかったら──わたしの胸を服の上から揉んで愛撫あいぶしたまえ……わたしも君の小ぶりな胸を、シャツの中に手を入れて触る」

「どうして、ボクの方だけ直接の触りを」


 抱擁した博士が巨乳を、グリグリ押しつけながら言った。

「決まっているだろう……わたしの胸はボタンが弾け飛ぶほど大きい、密着した助手がシャツの中に手を入れて揉むだけの、スペースがない」

「それなら……研究室の」


 助手が『ソファに二人で並んで横たわって、交互に胸を揉めば解決』と言おうとして。

 それは事態を悪化させる発言だと、気づき続く言葉を呑み込んだ。


 博士がTS百合行為に服のまま及ぶ、軽く助手の胸を揉みながら、柔らかい女性の唇を奪う。

「んんんッ……博士、なんか変な気分です……博士と抱き合ってキスするなんて……んんんッ」

「はぁはぁ……わたしもだ、女の唇は男の唇よりも柔らかいと……これは、発見だ……んはぁ」


 博士と助手は、次第に恍惚とした女の表情になって、女体化TS百合にのめり込んでいった。

 二人は知らなかった……女の快感は男が体感する快感よりも、強く持続すると言うことを。


 やがて二人は、男のオーガズム絶頂性曲線は、頂上に登り詰めたジェットコースターが、急降下する曲線を描くのに対して。

 女性の曲線は、富士山のような形で、幾度も小さな頂上起伏を繰り返す状態がしばらく続くと……この後、二人は女体で実体験することになるとは、まだこの段階では知るはずも無かった。

「んんッ……博士、なんか女の体の芯が熱くなってきました……んわぁ」



 TS百合~おわり~



★性的なシーンには、それなりに気を使って抑制したつもりですが、これでカクヨムの方から「規定に抵触しているので、削除……」の警告メールが送られてきて、非公開や強制削除処置になったら、ごめんなさい

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