読者の心を激しく揺さぶる、オカルト異種格闘技戦の開幕!!!
- ★★★ Excellent!!!
この設定、とにかくワクワクして仕方なくなりました。
国家間の争いに勝敗を決めるため、「代理戦争」という形で「呪い」が利用されるようになった世界。
そこでは呪術の力を持つ「依代」たちが代表として選ばれ、各国で呪術による戦いを行わされることになる。
ルールはとても過酷なもので、「敵国の長や要人の殺害」、「敵の依代の全滅」などの容赦のないもの。
主人公の幸裂は呪術を継承する者として、否応なくその戦いに巻き込まれて行きます。一族の者ですら制御しきれない「厄介な呪い」を背負う幸裂は、その力を使って他国の依代と戦うことになっていきます。
ここから行われるは、「オカルトの異種格闘技戦」であり、更にそれは「団体による戦略」が伴うことにも。
物語を追いかけていくことで、どんどん想像力が掻き立てられて行きます。日本的な呪術を扱う幸裂たちのチーム。
対する敵チームも、その国に伝わる呪術を継承している。黒魔術、ブードゥー、インディアン、中国の仙術など。
世界に伝わる様々な類のオカルトや呪術。それがこれから一同に会し、熾烈を極める戦いをしていくことになっていく。
こんなのもう、面白いに決まっているだろ、とテンションが上がりました。
超常同士がぶつかる感じは、「FATE」や「呪術廻戦」、そして「終末のワルキューレ」などにも通ずる楽しさがある。
そして団体による戦略は「ファイアーエムブレム」とかも連想させられるようなルール性も。
これから先、どんな背景を持ち、どんな呪術を駆使する敵キャラが登場するか。続きが気になって仕方ない作品です。