電車で助けた美人でかっこいい女子校の王子様は俺にだけ"可愛い"を見せてくれる

通学電車で偶然痴漢から助けたのは――女子校の“王子様”だった。

清楚でクール、美人で無駄にイケメン。
同じ学校の女子から圧倒的な人気を誇る、“完璧すぎる”存在、一ノ瀬レイ。

……でも俺――如月悠真は知ってしまった。
彼女が、ふわふわのうさぎグッズを本気で迷って、ぶどうのヘアピンを指摘されて赤面するような、
「可愛いものが好き」な女の子だってことを。

「私、こういうの……似合わないよね？」

本当は甘えたいのに、周りからの期待を背負って強がって“王子様”を演じてきた彼女。
だけど俺の前でだけは――

「そんなことない。それ、似合ってるよ。めっちゃ可愛い」

その一言で、彼女の仮面が崩れていく。

見た目は王子様、しかし中身は乙女。
そんな“可愛い”に飢えた美少女が、俺にだけ見せる“お姫様”な一面。最高です。