嬉しい言葉
Iloha
第1話
ぼんやり生きている。
何十年も生きてきたけど。
「こういう役割でいてね」
「これぐらいのレベルを保ってね」
っていう自分じゃない人の希望に添うべく
生きてきたと思う。
なんか役に立たないとだめだと思ってた。
合間に本や映画、音楽なんてのを
楽しんでぼんやりしてる。
花くらいは飾る。
好きな仕事をしているし、十分。
でもこの間ズキっときたよ。
「あなたはどんな人になりたいですか」
って尋ねられた。
思ったことなかった。
「こうすればみんないいって言って
くれるかな。大丈夫かな」
それだけでしかなかったから。
ズキっときたけど、ドキドキした。
「なりたい自分になれるんだ」って。
大人になってそんな風に言われること
あんまりないんじゃないかな。
そんな風に言って貰えるのありがたいね。
ちょっとづつでも変われるしって
気づけた。
人生って自分でデザインしていいんだね。
嬉しい言葉 Iloha @Iloha
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
なんでもない日/Iloha
★6 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます