第10回 「子ども」とは

物語にまつわる単語を確認するエッセイですので、まずは一般的な「子ども」をさらっとおさらいしておきましょう。


< 一般的な定義 >

・親に対する「子」としての子供

・自分の息子・娘という意味の子供

・思慮や行動などが幼いという意味→子供っぽい


◆民法

満18歳に満たない者


◆こども基本法

おおむね青年期ぐらいまでの、「若者」に至る前の「こども」

→18歳や20歳といった年齢で支援が終わらないようにする目的がある

→「若者」が30歳ぐらいまでと幅広い


法律や、各機関によってわりと差がある「子ども」の定義。

私の中でははっきりしているので、まとめてみました!


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< 私の考える定義 >


「子ども」とは


未来の象徴。

庇護すべき存在であり、すべての子どもが愛される権利を持つ。

また、正しく褒められ、正しく叱られる権利を持つ。


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先日、ほかの作家さんの創作論を読んでいると、こんな話が出ていました。

自分の、好きなもの、得意なこと、執筆に要する時間。この3点が分かれば、小説はいくらでも書ける、というような内容でした。


印象に残ったので、その方の自己分析による好きなもの、とはをご紹介。

「少年が、少女の問題を解決する物語。但し、必ず美少女が登場しなくてはならない」


なーるほどなぁ、と思ったんですよ。

単なるボーイミーツガールではなく、問題を解決してあげるのが物語の骨子なんですね。


なので、私も自分の好きな作品を分析して、私の好きな小説とは、を考えてみました。

「不幸な子どもが、幸せになる物語。但し、どこかに師弟要素が入っていなければならない」


おぉ、ですよ。ドンピシャ、私の好みを言い当てていると思います。


私の書いている(構想段階のもの含め)長編小説は、ぜんぶ当てはまります。

……トレフル・ブランのラストについては、どっちかっていうと悲しいんじゃない? という意見が多そうですが。「欲しいものは、絶対に手に入らないものだった。でも、等価値のものを、すでに持っていた」的な感じなので、それに気付けたのなら幸せな最後なのかな~と、私は思っています。


この、「誰が、どうする物語。但し○○」という形式、やりやすいので、おすすめです!


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< あなたの考える定義を教えてください >


「子ども」とは〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇である。

こちらをコピペしてもらっても構いませんし、オリジナルの言葉でもありがたいです。あなたの考える「子ども」を教えてください。


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余談:拙作をご存じの方には参考になるかもしれない内容


◆トレフル・ブランの物語


『見習い魔導士と、雪原の孤児』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893255027

本編の第一幕に近いものはこちらです。

孤児だった少年が、見習い魔導士になって、仲間を得て、敵を倒すという内容です。


『無名の魔法使いの物語』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894960253

※こちらの作品には重大なネタバレを含みます

上記と併せ、こちらの内容を組み込み、最終的には主人公がラスボスと戦います。

少年が魔王を倒し、世界に平和(と呼べるかは不明)が訪れる、勇者と魔王の物語ですね。


先ほどの、〇〇な物語但し〇〇に当てはめると、

「孤児だった少年が魔王を倒して幸せになる物語、但し先生が変人」

という内容なので、私の中のthe王道ストーリーですね!

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物語にまつわる色んな単語を再定義したい創作エッセイ 路地猫みのる @minoru0302

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