このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(408文字)
たった900文字、たった一曲の間だけを切り取った物語。「900文字か、すぐ読めるな」なんて気軽に読みはじめ、その内容の濃さに驚いた。きっと明るく楽しいダンスホールなのだろう。きっとシルビアは可愛らしく美しい女性なのだろう。きっと、きっと――読み手は書かれていない様々なことを想像する。まるで映画を見ているかのような時間を、過ごすことができる。作者が用意した上質の時間が、そこにはある。読まない手はない。
霙座先生の短編小説「ダンスホール」は、わずか900文字の中に人生の転機と選択の美しさが詰め込まれた感動作です✨。物語の舞台は1920年代のダンスホールというレトロで華やかな雰囲気に彩られていますが、その背後にはホステスとして働く主人公シルビアの厳しい日常と葛藤が静かに描かれています🌹。物語の中心となるのは、シルビアと外交官の幼馴染との再会、一曲だけ踊ったダンスによって彼女の心に変化が訪れる瞬間です💃✨。華やかなダンスホールで繰り広げられる切なくも希望に満ちた物語を、ぜひ読んでみてください!📖✨
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