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概要
たった一人でも、あなたがいるなら私はステージを降りない
深町結菜は子供の頃からアイドルに憧れてきた。大学に通いながら、ご当地アイドルとしてステージに立つ日々は、地味だが彼女を充実させていた。だが、観客は徐々に減り、センターであるエース・高橋茉莉の卒業がグループの限界を突きつける。自信を失いかけた結菜の心を救ったのは、匿名のファンがネットに残した「客席5人でも一番笑顔だった」という一言だった。その日を境に、結菜はアイドルの意味を再確認し、茉莉もまた、辞めて初めて気づいた本心を結菜に明かす。傷ついても諦められない彼女たちの「好き」が交差したとき、小さな奇跡が生まれ始める。
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