推しの魔法少女が生きている世界が過酷すぎる！！

社会の底辺で日々を過ごす鳥居大和は、ソシャゲ『エヴォルシア』を唯一の心の支えとしていた。推しは、八咫純連（やた・すみれ）。低レアで人気がなく不遇だが、誰よりも前向きで努力を惜しまない魔法少女だった。自分自身の境遇を彼女に重ねていた大和は、彼女が大型アップデートで強化されないと知り、絶望の中「死にたい」と口にしてしまう。その瞬間、謎の闇に引きずり込まれ、気づくと『エヴォルシア』そのものの荒廃した世界にいた。
大和はゲームの中の存在でしかなかった魔物に襲われる。絶体絶命の瞬間に現れたのは、推し魔法少女の純連だった。純連に助けを求めることになったが、彼女は正規の魔法少女ではなかった。エヴォルシアの魔法少女は国に管理されているが、その枠に入れなかったため、公的支援が得られない。
それでも力を貸してく…続きを読む