どの話も、ものすごく怖い話というわけではない、はっきりとおばけが出てくる話というわけでもない。淡々と語られる話ですが、でも、どれも、少しだけ不思議で、うっすらと、怖い。こういうホラー、いいですね。
医師/最近は、医療AIの研究をしています。
語り部が変わりながらオムニバス形式で語られる七つのジワる恐怖譚。時は昭和初期〜と思われますが、レトロ感も時代のうちなのか、親しみやすい時分の情緒を感じ取ることができ、ホラーも含め感慨に耽る余地も…続きを読む
佐藤宇佳子さまがついに殻を破った。既出作品と一線を画す世界を見せた。この物語を読むと、区別や分類が便宜上のものであることを再認識する。私たちは「なくす」ことを過剰に恐れてはいないか。丁寧に作品世…続きを読む
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