住み込みのアルバイトの札束が黒歴史のその後の話。
逢坂 純(おうさかあつし)
障害理解の難しさ
僕は今、在宅ワークをやっているので、危険な目に遭いそうになることは滅多にありません。
しかし、外に出ていないせいで、社会の動向がどうなっているのか、ということをあまり知らずにいます。
僕は福祉の分野の情報は知らなければ生きていく上で厳しいんじゃないかと思って、自分に関係のある情報は能動的に知ろうと心がけています。
だけれども、テレビを普段ほとんど観ない僕にとっては、ネットニュースの断片的な情報は却って逆効果です。
その断片的な情報を鵜吞みにしないで、そこから深堀りして自分に必要な情報を自分の知識としてインプットすることが必要であると思っています。
作家という仕事を生業にしようとしている自分にとっては、それだけでは足りないのかも知れません。
けれど、今の僕は周りに関心が持てません。
内向きな上に、自分本位なのです。
統合失調症という精神障がいには、周りに関心が持てなくなるという症状も見られるようです。
しかし、自分に興味のあることならどこまでも追及する現在の僕は、統合失調症の陰性症状であるとは言えないかも知れません。
統合失調症はその線引きが難しい精神の病なので、障害に理解のない人にとっては「甘えてるだけだ」「ただのわがままだ」と捉える人がいるのも、少し頷けることです。
僕の友人の中にも同じ統合失調症を抱えながら、好きなことに邁進している人もいます。
彼らは僕と同じく好きなことにはどこまでもやれるけれども、生活のことがしっかりできていなかったりする人がいます。
それを「自分は統合失調症だから」と言って済ますのは、同じ統合失調症の人以外の障害理解のない人の間では、許されないことなのかも知れません。
それは、一般社会に於いては許されないことなのかも知れません。
僕の友人は僕のことを「アツシさんは、外に出て一般社会で仕事をすることは難しいのではないか」と言います。
僕は同じ統合失調症の人や家族などには自分の幻聴のことや妄想のことなどをよく話したりします。
けれどもそれが健常者やビジネスの場で同じことをやっていたら、間違いなく排除されてしまうということがあり得るかも知れません。
当事者同士で自分の妄想幻聴の話をする分にはいいけれど、一般社会で健常者に対して同じことを言っていたらそれは「ただの頭のおかしい人」と認知されて精神病院に直行、ということもあり得るかも知れません。
友人に言わせると僕の症状は「性格半分、症状半分」だと言うことです。
でも姉に言わせれば「統合失調症の妄想のベースはその人の考え方やキャラクター―から構成されている」とも言います。
語弊を恐れず言わせてもらうと「だから、精神障がいを完全に理解することは難しい」のです。
住み込みのアルバイトの札束が黒歴史のその後の話。 逢坂 純(おうさかあつし) @ousaka0808
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