概要
オペラの中の愛憎劇は、現代の我々の世界を映している現実世界の鏡
物語は、2030年から始まる。沖縄へ修学旅行で、生徒たちが霊に取り憑かれ救急搬送される。引率の中学校教員、二宮咲希は、偶然、看護師の高江洲美由紀に会う。2人は沖縄で幼少時代の幼馴染。霊に取り憑かれた生徒を治療する医師、瑞慶覧は、霊の存在を否定する。取材にたまたまきていた記者、真栄城涼は、瑞慶覧の患者の中に、記憶喪失の男がいることを知る。この男の娘、江田詩織が、二宮咲希と瓜二つであることに、興味を抱く。記憶喪失の男は、沖縄で開催する国民芸術祭のオペラ公演絡みで、スキャンダルを週刊誌に暴露した男だった。彼は江田和志。江田の妻である、大村(江田)美波は、オペラ演出助手をしていた。美波がアシスタントをしているオペラ演出家、田中圭三とW不倫をしていたことが発端となり、県知事の失脚、政治不信、国民芸術祭