君呪人狼

@sari061689

第一話

こちらはX(旧Twitter)にてウルさん(@wolf27legend)が企画された『復讐蔓延る世界で君を呪う』、通称:君呪(@urupaterimeiku)を元に制作した二次創作です。

こちらを読むにあたり、一度本家様をお読みになることを推奨します。




??「_______これより人狼ゲームを開始します。」


天喰「...う...」

ふと目が覚めると、見覚えのない部屋の中にいた。

天喰「ここは....?」


ベッドと机、鏡などが置いてあり、壁にマップのようなものが貼ってある小さく質素な部屋。


だが、そんな質素な部屋には似つかわしくない大きなタッチパネルが置いてあった。その横にスマートフォンも置いてある。

タッチパネルは画面がついておらず、触っても反応がない。

他にもトイレやシャワールームなど、生活に必要なものは揃っていた。


天喰「確か皆と依頼された人外の討伐に向かっていたはず...それから...」

なぜかそれより後の記憶がない。

ふと鏡を見ると、身につけた覚えのないチョーカーをつけていた。

天喰「何が起こって...?」


突然ザーッと雑音が鳴る。

音のする方を見ると、先ほどまで触ってもなんの反応も示さなかったタッチパネルの画面に砂嵐が表示されている。

数秒後、何者かの声が部屋に響く。


??「あー、あー、マイクテスト、マイクテスト~。」

青年のような声が一方的に話しかけてくる。


??「聞こえてるかな〜?聞こえてるよね〜知ってる〜。」

天喰「誰...?」

GM「ん?僕が誰かって〜?僕はね、"GM"..まぁわかりやすく言えば"ゲームマスター"だよ〜。」

天喰「...ヘー。こっちの声、聞こえてるんだ。」

GM「もちろーん!ゲームマスターだからねー!」


GM「あ、ゲームマスターって言ってるのになんのゲームするのかまだ言ってなかったか、まあ後ででいいか。とりあえずこれ聞いてる人は部屋からでて、大広間に向かってね〜。あ、あとスマホ持ってきてね〜。」

GMが話終わるとブチッという音がなり、それ以降GMが話すことはなかった。 


天喰「大広間...確かマップに書いてあったような...」

マップを確認すると、個室と大広間、食堂の位置がが書いていた。

天喰「...なにが起こるかわからない...慎重に行動しよう。」


廊下に繋がるドアに近づくと小さく走っているような足音が聞こえた気がした。

天「....ま、気のせいかあ。」


ドアを開ける。

??「痛っ...!!」

ドンっと何かがドアにぶつかる音がする。

天喰が廊下を見るとドアの前で誰かがしゃがみこんでいる。


天喰「えっと...ごめんぶつかった?」

??「いや、大丈夫....ぶつかったけどなんともない。」

そう言って何事もなかったかのように立って見せる。

天喰「....ごめん。なんともないならよかったけど。」


??「いや、こちらこそ申し訳ない...廊下走ってた僕が悪いから...。えっと...君は?」

天喰「自分は天喰馳皓...えっと、君は...?人外..?」

ミノ「僕はミノ。一様...人間ではある。能力のせいでこんな姿ってだけ。」


ミノ「ところで馳皓くんはこの施設のことについて何か知ってる...?僕は何も知らないんだけど。」

天喰「自分も何も知らない。とりあえず、大広間ってとこに行かなきゃいけないらしいけど。」

ミノ「そうらしいね。僕、さっきスマホ持ってくの忘れてて、途中で引き返したんだよね。それでまた戻ってきた。」


天喰「...とりあえず大広間に行こ。そこで色々説明があるらしいし。」

ミノ「そうだね...。行こう。」


2人が大広間に着くと、パッと見て十数人が部屋に居た。

そしてそのほとんどが顔見知りだった。


琴「天喰...!!お前も無事だったか...!!」

天喰「あれ、知ってる人ばっかだ。」

ミノ「えっと...。」

⁇「ミノ‼︎」

ミノの元に見たことのない2人が近づいてくる。


ミノ「あ、エミル、零士...。」

エミル「よかった~ミノも無事で‼︎ねっ、零士‼︎」

零士「そっちの人は見たことないね。」

と言いながら零士と呼ばれた男性が天喰のほうを見る。

天喰「あ、えっと自分は...」

GM「無駄なおしゃべりはおやめくださぁ〜い」

部屋に設置されている大きなモニターからGMの声が聞こえてくる。

GM「これから色々説明するから黙っててね~」


GM「えー、改めまして!私はゲームマスター!みなさんよろしくね〜。んで、みなさんに集まっていただいたのはほかでもない!人狼ゲームをするためです‼︎」

カルリナ「人狼ゲーム...?」


GM「そう!人狼ゲームです!これからルール説明をしていきまぁす。」

GM「まず人狼ゲームって何⁉︎って人がいるかもしれないからそこから説明〜。人狼ゲームとは、人狼陣営と市民陣営、そして第3陣営のそれぞれの役職に分かれ、互いの命をかけて行う頭脳戦のゲーム‼︎」

GM「役職の配役は人数によって変わるけど、今回はまず人狼陣営が人狼3人、狂人1人、市民陣営が市民7人、占い師1人、霊媒師1人、狩人1人、第3陣営がてるてる1人、妖狐1人それと重複役職があるよ~。」


絵瑠「人狼に占い師に霊媒師に...???あとはなんでしたっけ...?」

苦悩「いくらなんでも役職が多すぎだね...こっちに覚えさせる気ないでしょ。」


GM「まぁ、それは気合いでどうにかしてもらってね!あとは、能力の使用は禁止~使用した時点で即刻退場ね。あと、議論で誰かに投票をして、その投票の数が1番多い人が吊りになるってルールがあるんだけど、誰にも投票しないスキップって選択肢もある。あと投票が同数になった場合もスキップになるよ。」


GM「投票する時はみんなが持ってるスマホを使って行うよ。あ、あと自分の役職...まぁ人狼なら仲間が誰かってのもスマホで確認できるよ〜、ちなみにそれぞれの役職の能力とかも確認できたり...。」

GM「あ、ちなみに自分の役職は首...ま、チョーカーで隠れている部分にも書いてあるよ~。」


エヴィリー「い、いつのまに...」

GM「あと今日は初日、明日は2日目だよ〜。人狼や占い師みたいななにか能力がある役職の人は夜の間に能力を使ってね〜。占いとかは部屋のタッチパネルを使えばできるよ〜。」

GM「ま、ルール説明はこれで終わりだから~。あ、言ってなかったけど今回集まっていただいたのは、救済者の皆様です!拍手〜‼︎...じゃあ今日は解散‼︎では皆さん、良い人狼ライフをお送りください!!」

エミル「良い人狼ライフって...全然良くなさそうだけど...???」


天喰「...今日はもう部屋に戻るしかなさそうだね」

琴「そうだな。」

沙羅「今日はこれで解散...かな。」

エミル「じゃあ各々の部屋に戻るかぁ。」

皆、各々の個室に戻っていく。

GM「_______さぁ一体どんなゲームが見れるのか...楽しみだなぁ。」


_________2日目早朝


静かな廊下をシュライフェが歩いている。

??「...こんな早い時間から散歩?」

シュライフェは突然後ろから声をかけられ少し驚く。恐る恐る振り向くとそこには零士が立っていた。

シュライフェ「そうだけど。何か用?」

零士「冷たいなぁ...。こんな早起きしてる人いるんだと思って話しかけただけなんだけどね。」


シュライフェ「みんなこれくらいじゃない?」

零士「そうなんだ、うちのエミルって奴はいつも起きるのが遅すぎるんだよね。みんな早起きなのはいいね。」

シュライフェ「...そういえばずっと気になってたんだけど、エミルって子とミノって子はあんたの友達?知り合いって感じの話し方だったけど」


零士「...どっちも救済者の友達だよ。いつも3人で行動してるんだよね。」

シュライフェ「ふーん...そうなんだ。」

零士「立ち話もなんだし、とりあえず大広間に行こうよ。」

シュライフェ「そうね...。」

そして2人は大広間に向かって歩きだしたのだった。


数十分後、救済者が揃った。...1人を除いて。

ミノ「想像はしてたけどエミルが1番遅いね...。起こしに行く?」

零士「...」

ミノ「零士?どうかした?」

零士「いや、なんでも。ただちょっと嫌な予感がしただけ。起こしに行くか。」


エミルの部屋へ歩いてゆく2人。その一方で大広間のモニターからGMの声が聞こえてくる。

GM「おはよう救済者の皆さん!突然ですがここで悲しいお知らせです〜。」

エミルの部屋に着いた2人はドアを叩く。

ミノ「エミル〜、朝だよ〜。」

零士「ミノ、これドア開いてる...。」

ミノ「え...?」


零士「...エミル、いつもなら呼んだらすぐ起きるよな」

ミノ「...。」

ミノがドアを開く。

電気のついてない薄暗い部屋の奥に、血まみれで壁に寄りかかってしゃがみこんでいるエミルがいた。


GM「______エミルさんが無残な姿で見つかりました。」


GM「議論を開始してください_______。」


第一話終了

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